時々解説ブログ「諸学の基礎は哲学にあり」

 

 

タイトルの「諸学の基礎は哲学にあり」は哲学館(現東洋大学)の創始者である井上円了先生の言葉です。

哲学(ものごとを論理的に考えること)は全ての学問の基礎であり、ここから学問が生まれていくということですね。

 

さて今回は簡単に「哲学の歴史」について紹介していきます。

哲学と言うと「難しい」イメージを持たれているかもしれません。(実際、何回も著書を読んでやっと理解できるので、理解するのはとても難しいです)

なので、今回はなるだけ簡単にポイントをかいつまんで説明をしていこうと思います。

 

世界最古の哲学者「タレス」

さぁ、哲学の歴史は紀元前600年ごろ(日本は『古事記』で記載のある神武天皇のころなので、まだ神話の時代ですね)の古代ギリシャ哲学者「タレス」という人物から始まるとされています。

ギリシャは西ヨーロッパと東ヨーロッパ、中東の中間地点にあるので、様々な神様を信じる人たちがいました。そして、それぞれの人たちが思い思いに「自分のところの神様がこの世界を作ったんだ。だからうちの神様が最強!」と言いました。それに対してタレスは「いや、どの神様が世界を作ったのか合理的に考えようぜ」と言います。この「合理的な考えようぜ」の精神こそが哲学の出発点だったのです。

その後、タレスは全てのものは「水」からできていると言いましたが、これは現在では否定されています。しかし、「原子」の考えの先駆けともいえます。

さらに、中学生で必ず習う「直径に対する円周角は直角である」という「タレスの定理」も発見しています。哲学者は「不変の定理」=「数学の定理」に「神」が存在すると考えていたので、哲学は数学や科学の発展にもつながっていきます。

 

いかがだったでしょうか。「合理的に考えようぜ」の精神が、数学や科学の発展にもつながり、今の時代にもつながっています。

 

最後にギリシャ哲学者ソクラテスの考え方を紹介します。

「無知の知」…私は自分の知らないことを知っていると自覚している点においてのみ、無自覚なひとよりも優れている

 

いよいよ来週からは夏期講習です。自分の「知らないこと」を今のうちに自覚しておき、それを「どうして?」の精神でとらえ、「合理的」に勉強に取り組みましょう‼