富山育英センター

無料の体験授業・学習相談のお申込み・資料請求は
お電話でも受け付けています。

076-441-8006

受付時間 月〜土 9:00〜21:30

育英センター 田中の教育ブログ「宝くじ」

富山本部校別館(中学部)

宝くじの売り上げが減少しているようです。

ピークの2005年では、なんと1兆1000億円弱の売り上げがあったとか。

しかし、現在の売り上げは8,000億円を割り込んでいます。

理由についてはいろいろな考察がありますね。

①購入層の高齢化

宝くじをたくさん買っていた年代が年金受給者となり、自由に使えるお金が減りました。

そしてなにより、若年層が宝くじを買わなくなったのでしょう。

人気You Tuberが宝くじを盛大に購入し、当せん結果を発表する動画も多いようです。

映像で現実を疑似体験し、若い人たちには『夢』が色あせて見えるのかもしれません。

②当選確率・還元金額の低さ

宝くじの一億円以上の当選者は、年間350人前後です。

年末ジャンボの一等の当選確率は2000万分の1、くじを2000万枚買うのに必要なお金は60億円です。

なお、購入額60億円に対して還元される総額は28億円程度です。

確かに、投機の対象として見るには無理がありますね。

やはり『夢』を買う、という表現が一番しっくりきます。

 

話は変わりまして…

以前、中学生むけに勉強のセミナーを開いたことがあります。

先輩からの話として、医学部医学科の学生に話をしてもらったのですが、

彼は、中学生たちにむけ、このように言いました。

『君たちは宝くじだ。それも、自分の努力で当てに行ける宝くじだ。』

 

…我々大人が、ここまでズバッと言い切るのは難しいですね。

せいぜいオブラートにかけて、『勉強すれば、夢が広がるよ』とか

『今夢が無くても、勉強しておけば夢が出来たとき安心だよ』くらいでしょう。

しかし、生徒たちは我々大人が話をするときよりも、目を輝かせて学生の話に聞き入っていました。

 

40代勤務医の平均年収が1,500万円弱、一般的な40代の平均年収は450万円。

一年で1千万円の差です。10年で一億円。

それが年齢を重ねるごとにさらに開いていく訳ですから、生涯の収入では

一般的な宝くじの1等程度の額は差が付きますよね。

これらはあくまでも例でしかないのですが、平均して言えば、

若い時の努力で、その後の収入に大きな差がつくことは紛れもない事実です。

 

教育は投資である、と言われる理由でもありますね。

興味のある方は「学力の経済学」という本をぜひお読みください。

 

しかし、私は、もし生徒から「何のために勉強するの?」と聞かれたら必ずこう答えます。

 

『一度きりしかない人生を楽しむため。』

2019/4

富山本部校別館(中学部) 校舎ブログブログ新着