育英センター 田中の教育ブログ「検定のすゝめ その2」
富山本部校別館(中学部)
さて、前回は英検についてお話ししました。
保護者会で、「英検をとっていると入試に有利になるのか」というご質問を頂くことがあります。
検定を点数化して有利にするならば、福井県のように制度として明示した上で加点しないと、入試の公平性に抵触し、問題になります。
しかし、合否は内申書の記載事項を見て総合的に判断する、という県がほとんどですので、ご質問に対する答えとしては
「合否ボーダー上にいる場合、プラスに働く」
という言い方になります。
分かりやすく説明するために、ある高校の定員が100人で、そこに110人受験したとしましょう。
まずは入試本番の点数が100位以内、内申点も100位以内であれば、まず合格します。
そして、入試本番の点数、内申点ともに100位を下回った場合は不合格です。
この場合、ここでまだ合否が決まらない生徒は最大でも20人となります。
これらの子は、内申は良いが当日検査点が悪い、または内申は悪いが当日検査点が良い、のどちらかとなります。
この合否ボーダー上にいる生徒は、特に内申書の記載事項などを見て合否を判断するわけです。
よって検定を持っている場合、保険として役立つことがあるかもしれませんね。
さて、英検以外にもさまざまな検定がありますが、特に有名なのが数検、漢検です。
いずれも三級以上から内申書に記載されます。
しかし、私が本日申し上げたいのは、内申等を気にせず、自分の興味が出た教科や内容については、是非積極的に検定を受験してほしい、ということです。
過去、東大理Ⅲに現役合格した塾生は、中学で数検準1級まで到達していた、との話を聞きました。
入試に有利になるからという理由ではなく、趣味が高じてだったようです。
また、歴史好きには、上記の3検以外にも、歴史能力検定(歴検)も有名です。
ただし、3検と異なり、歴検は3級で高校基礎レベルとなるので、こちらには中学生向けに準3級が存在します。
過去、さかなクンに憧れて、おさかな検定(通称とと検)を受験していた塾生もおりました。
なお、さかなクンが客員准教授をつとめる、念願の東京海洋大に現役で合格した、とお手紙を頂きました。
繰り返しますが、入試に関係なく、自分の興味のあることについては、積極的に検定を受験することをお勧めいたします。
探究科学科の設立の趣旨がまさにそうなのですが、自分の興味がある部門をひたすら伸ばす、というのは大切ですからね。
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