育英センター 田中の教育ブログ「ケアレ・スミス氏に要注意」
富山本部校別館(中学部)
現在、育英センターは1学期前期塾内テストの期間中です。
福井・金沢・富山の育英センターで実施しており、特に中1・中2生にとっては、北陸3県内での自分の位置が見えるテストです。
(中3生は富山県が40点満点となるので各県の集計となります)
公立学校に目を移しますと、今年は中間テストを実施しない中学が多くありますね。
ただし、中間を実施せず、期末テストのみになりますと、範囲が大変広くなりますので、小テストを行うところが多いと思います。
いずれにせよ、全てのテストにおいて注意して欲しいのが「ケアレ・スミス氏」です。
中2、中3の皆様は、彼からのつきまとい被害に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
勉強してもしても点数が上がらない、と悩んでいる生徒の相談に乗る時、答案を持ってきてもらうのですが
不注意によるミス(ケアレスミス)を連発しているケースが多々あります。
そして、それらの生徒の多くが、点数だけを見て一喜一憂しており、自分がどういうミスをしたのか、について分析をしていないのです。
ケアレスミスも実力のうち、とよく言われます。
それはなぜかと申しますと、安定して高得点を取っている生徒はスミス氏がよく出没する場所を知っているからです。
そして同時に、先生方もスミス氏が出没しやすい場所を知っているので、あえてケアレスミスを誘発する問題を作ってくるわけですね。
勉強は将来の仕事につながっています。
特に、世の中で責任ある仕事をする人に求められるのは、大抵の場合「特別な力」ではありません。
「当たり前のことを当たり前に行うこと」が求められるのです。例えそれが極度の重圧がかかった中であったとしても。
例えば、何度も行ったことのある簡単な手術であっても、人命がかかっている以上、医師にケアレスミスは許されません。
※これも、医師に高度な学力が求められる理由の一つだと思います。
解けて当たり前の問題を、不注意で数多く失点する人が、果たして責任を伴う仕事を遂行できるでしょうか?
しつこく言います。決してケアレスミスを軽視してはいけません。
一点でも点数を上げるために日々努力しているのに、気の緩みで簡単に点数を落とすことに対して甘すぎる生徒が多いのです。
ケアレスミスは自分の努力に対する冒涜行為だと考えます。
最後に、中1の保護者のみなさんへメッセージです。
中1の生徒には間違った価値観が蔓延することがあります。
それは「一番速く問題を解いた人が、一番偉くてかしこい」という価値観です。
とんでもない汚い字で解答や途中計算を書き、漢字を間違えたり、問題文を読み飛ばしたり、自分の書いた途中計算の数字を読み間違えたり…
これは、例えるなら、ボウリングやビリヤードにおいて、全て全力でボールを投げたり、球を衝いたりしているのと同じです。
丁寧に慎重に行うところ、スピードを出すところ、緩急をつけるのが大切なんですね。
中1保護者の皆様にお願いしたいのは、たまにお子様の学校のワークに目を通してほしい、ということです。
汚い字で書きなぐり、自分の答えが間違っているのにマルがついていれば要注意です。
それらは、やっつけ仕事で宿題をやっている、と先生方が受け取り、内申にひびくこともあります。
ケアレ・スミス氏とお子様が縁を切れると良いですね。
P.S. 数学で、一番最後の難しい問題は合っているのに、最初の簡単な計算問題を落としている生徒がよくいます。
車の運転と同じく、最初はアクセルをゆっくり踏むことが大切です。
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