育英センター 田中の教育ブログ『成功体験』
富山本部校別館(中学部)
この春、富山に着任以来、さまざまな学校を訪問させて頂いています。
先般お邪魔させていただいた高校で、偶然、心からお慕いする先生に会うことができました。
この先生は、過去にお話しさせていただいた際、『成功体験』について、お忙しい中にもかかわらず時間を割いてご教授くださった先生です。
以下、過去の記事の引用です。
以前、進学校のベテランの先生とお話しして
先生がおっしゃった重ーい言葉がこれです。
「成功体験は薬にも毒にもなる」
中3の後半だけ頑張って勉強し、高校に合格した、という成功体験。
これが大学入試においては大失敗のもとになります。
高3の夏からだけ頑張って届く難関大などありません、すでに手遅れです。
あるいは、中学校の勉強の内容が簡単で、ろくに勉強しなくても進学校に合格した、という成功体験。
進学校では、そういう子が悲しいくらいに、地の底に沈んでいきます。
努力を継続できる子しか、進学校では上位にいられないのです。
一度ビーカーの底に沈殿して固まってしまうと、浮上するのは大変です。
大人たちは幼少時ほど構ってくれません。すなわちビーカーをかき混ぜてはくれません。
進学校ではなぜか、必死で努力している、という姿を人に見せない美学を持つ人が多い。
しかし水面下では懸命にあがいているのです。白鳥のように。
引用ここまで
久々にお会いでき、感激でした。
さて、話は変わりますが、近年、富山県の県立入試では低倍率が続いています。
特に御三家、砺波、魚津といった進学校でもその傾向は顕著です。
石川県や福井県の進学校では1.5倍も当たり前という状況ですが、それとは大きく異なりますね。
少子化、コロナ禍による影響ほか、様々な要因が考えられるとは思いますが、中3生には、受験勉強にしっかりと取り組み、後悔のない入試を迎えてほしいものです。
進学校に合格した高校1年生に学習の様子を聞くと、よく『中3時の受験勉強が毎日続くようなもの』と返ってきます。
逆に言えば、真剣に「合格したい!」という気持ちで、受験勉強に耐えてきたからこそ、高校の学習にもついていけるのです。
さて、育英センターではこの夏、夏期講習期間中に、『夏期集中特訓』を実施いたします。
コロナ禍の鎮静がまだまだ見通せない中、これまで行ってきました夏期特訓合宿の代替イベントがこの夏期集中特訓です。
圧倒的な学習時間です。生徒は辛いと思います。
過去、夏期特訓合宿では『これまでの人生で一番勉強した』という声が出るほどでした。
だからこそ、受験生へと気持ちを切り替える大切なイベントとなるわけですね。
そして『なぜ勉強するのか』という根本的な問題を解決するため、特訓の中には『エナジード』も取り入れて参ります。
ぜひ、部活動で共に汗を流したお友達も誘ってのご参加をお待ちしております。
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