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育英センター 田中の教育ブログ「昨年度の全国公立高校入試と新型コロナ」

富山本部校別館(中学部)

夏休みもいよいよ終りですね。

 

富山県では4日連続で新型コロナ感染が100名超、警戒レベル3と緊迫した状況が続いています。

 

それに伴い、富山県内で8/22(日)に実施を予定しておりました、第3回高校入試育英模試は会場実施を見送り、自宅受験へ変更となりました。

受験生のみなさん、今回は本番に近い雰囲気を味わうことは出来ませんが、現在の自分の学習状況、そして自分の現在の位置を把握するためにも、真剣に模擬試験を受験してみてくださいね。

 

県内の中学校では、新学期の開始を遅らせる決定をしたところも出ていますし、また、さきほど塾生から富山中部高校の体育大会の中止についても聞きました。

昨年は無観客で行われた同校の体育大会ですが、今年は完全に中止となるようです。

 

今後もあらゆる学校で、各種行事の変更・延期・中止がでてくることが予想されます。

その一方、受験生にとってみれば、入試日は確実に一歩一歩迫ってきています。

 

今回の記事では、昨年度の公立高校入試問題について、全国の公立高校がどのような対応をしたのかを振り返ってみたいと思います。

 

昨年度、新型コロナの感染が広がる中、中学校では臨時休校を余儀なくされ、リモート授業や補習で学習の遅れを補うものの、教科書内容の理解が不十分な生徒も多数出たのではないでしょうか。

そんな中、昨年5月には、文部科学省より、入試について配慮すべき事項の通知が出されました。

https://www.mext.go.jp/content/20200609-mxt_syoto01-000007788_6.pdf

 

試験範囲の縮小や、選択問題の設置など、入試問題に対して配慮を求めています。

 

国立高専はこれを受け、昨年度、中3の後半で習う内容を試験範囲から除外しました。

 

また全国の都道府県の公立入試においては、47都道府県中、およそ60%の都道府県で試験範囲の縮小等の配慮がありました。

特に、関東、関西のほぼ全ての都道府県、および北海道・宮城・福岡などの大都市を持つ都道府県は軒並み、試験範囲を縮小しました。

 

また、愛知県のように、試験範囲を縮小しないが、基礎的な内容をより重視した出題にする、と発表した県もありました。

 

しかし北陸3県では、いずれも「試験範囲の縮小はせず、従来通り」の公立高校入試となりました。

 

私見ですが、入試までに教科書の内容を終わらせることに精一杯で、単元の指導・生徒の理解が不十分であると感じた先生方は

進路指導において、生徒の背中を「頑張って受けておいで!」と力強く押してあげることが出来なかった可能性もありますね。

 

富山県では昨年度、進学校と呼ばれる高校の低倍率、定員割れが目立ちました。

 

今年度はコロナ禍に加え、新学習指導要領に基づく教科書改訂までもが加わり、中学の現場は進度の調整に苦労しておられることと思います。

 

そういう意味でも、一刻も早い入試の試験範囲の発表が待ち望まれますが、そういう訳にもいきません。

コロナ禍の動向が、こうも激しいとなおさらです。

 

受験生の皆さんは、後になって焦らないよう、新研究や整理と対策など、厚物と呼ばれる問題集を着実に進めていきましょう。

 

また育英センターは、私立入試前までには確実に教科書内容を終了し、かつ実践演習を積むカリキュラムです。

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