今回から、北陸3県にそれぞれある、国立大学附属の学校について、簡単にまとめていきたいと思います。

まず第一回目の記事は、幼稚園についてです。

※2021/9月現在のデータとなります。ご了承ください。

富山大学人間発達科学部附属幼稚園（1887年設立）

定員　年少20程度　年中40程度　年長40程度　（実際の人数は、年によって変動があるようです）

2005/10　富山大学人間発達科学部附属幼稚園に改称

・出願資格は年齢以外に、通園に要する時間がおよそ30分以内、との目安があります。

・今年度の願書締切は10/15（金）16：00です。発育検査を実施、今年度の検査日は、3歳児が11/4（木）、4歳児は11/5（金）の予定です。

・富山大学教育学部再編成により、次年度から名称変更となりそうです。

次に取り上げる金大附属幼稚園もそうですが、富大附属幼稚園には130年を超える長い長い歴史があるのですね。気が遠くなりそうです。

なお、毎年11月、富大生は幼児～小学生向けにスマイルフェスティバル（通称スマフェス）を開催してきました。

これまで、人間発達の学生たちが、このイベントに全精力を注ぎこんでいるのを見てきましたし、こどもたちもこのイベントを本当に楽しみにしていたのを知っています。

コロナ禍により、昨年はオンラインでの開催となりましたが、今年も昨年同様オンラインでの開催となるのでしょうかね。このような素晴らしい行事は、是非とも続けていってもらいたいと思います。

金沢大学人間社会学域学校教育学類附属幼稚園（1868年設立）

定員　年少24　年中48　年長48（毎年　年少24名、年中24名募集）

2008～金沢大学人間社会学域学校教育学類附属幼稚園に改称

・出願資格は年齢以外に、通園に要する時間が公共交通機関を利用して1時間以内、との目安があります。

・入試は願書に記載する志願理由、および、男児・女児に分かれての行動観察があります。

・今年度の願書締切は11/26（金）16：00です。今年度の一次選考日は、女児12/9（木）、男児は12/10（金）を予定しています。2次選考は抽選で合格者が決まりますが、実施されないこともあります。

・現在、年中（4歳児）の受け入れ停止を検討中であり、将来的には受験は年少（3歳児）のみ、小学校の定員は令和4年より90名に変更されたことから、幼稚園の定員にも動きがありそうですね。

私、田中も説明会等で何度か学校にお邪魔させていただきました。

幼稚園～高校までが集まる校舎の敷地は非常に緑が多く、芝生や花壇など、大変綺麗に手入れがされており、「美しい！」と感じたことを覚えています。

定期的に保護者のみなさまがボランティアで草むしりや花壇の手入れをされていると聞き、納得しました。

福井大学教育学部附属幼稚園（1967年設立）　

定員：年少40名　年中50名　年長50名　各2クラス　3学年計140名

1999～福井大学教育地域科学部附属幼稚園

2016～福井大学教育学部附属幼稚園（旧名に戻った）

・出願資格は年齢以外に、通園に要する時間が30分以内、との目安があります。

・昨年度の年少の募集定員は40名、年中の募集定員は10名でした。今年度の入園選考日は、9/25（土）の予定です。

・入園選考は心身の発達状況の検査です。学力試験ではなく、自由遊びを通しての集団行動観察、および運動能力、言語能力の発育状況を見られます。

集団で自由に遊ばせるところを観察されるので、家庭での対応がしづらいですね。兄弟がたくさんいれば別ですが。

どれだけ事前に「みんなと仲良くね、意地悪しちゃだめよ」と言い聞かせても、そこはやはり子供同士、さまざまなハプニングが発生します。

自分から遊びを見つけ、友達と一緒に楽しく遊べるかどうかを見られるわけですが、ママ友、パパ友が集まっている間、子供は子供同士で遊ばせる、というのが一番の試験対策ですね。

しかし、新型コロナウイルスが猛威を振るう状況下で、なかなかそういったことも出来なくなってきているのもつらいところです。

さて、今回の記事はここまでです。

興味がおありの方は、次回の記事もお楽しみに。