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育英センター 田中の教育ブログ「富山県 御三家定員削減か」

富山本部校別館(中学部)

衝撃的なニュースが飛び込んできました。

北陸中日新聞記事

富山県立高校御三家の定員にメスが入るかもしれません。

現在、普通科200名の定員が、2023年度入試(すなわち現中3生の受験です)から1学級減の160名となる見込み、とのことです。

 

※ただし確定ではありませんので、これからの続報を注視していきたいと思います。

 

普通科の一学級定員減した部分を、探究科学科一学級増として総枠の280名を守るという可能性については、現実的ではないと考えます。

急速な少子化の進行に伴い、すでに小中学校の再編計画が進行している中、高校においても定員の見直しは避けられません。

 

富山県全体の現中3生の人数は、昨年より159名減少し、8,751名となります。

ところが御三家合計で120名、横並びでの減少となれば、これは大きな衝撃ですね。

 

以前より記事にしている通り、御三家の定員は減少させにくい、という要因がありました。

 

しかし、昨年は高岡高校が定員割れしたほか、今年の入試では、御三家いずれも探究と普通を合わせた実質倍率が1.1倍未満と低かったことも影響していそうです。

 

仮に今年度入試と同じだけの出願が出たとして、定員240名(探究と普通合算)で倍率を計算してみると…

富山中部    287/240 1.20倍

富山    292/240 1.22倍

高岡    299/240 1.25倍

 

これでも石川県の泉丘(1.31倍)や小松(1.32倍)、福井県の藤島(1.38倍)や高志(1.84倍)より低倍率となりますが…

 

石川、福井との違いは志願変更の有無です。

※石川・福井では、願書を出したのち、倍率を見て志願する高校を変更できます。ただし、利用する生徒はあまり多くない、というのが実状です。

志願変更制度の無い富山県においては、残念ながら志望校を不合格になった時、定員割れした際に発生する2次募集に出願できます。

 

極力レベルの近い高校が大きく定員割れすることを祈る生徒が毎年出ますね。

しかし、2次募集では、入試本番の得点をそのままスライドして使用するため、本番で大きく失敗した生徒は残念ながら2次募集でも届かない、というケースも起こりうるわけです。

 

なお、御三家以外では、雄山高校と氷見高校が普通科3学級から2学級へと減らす見込みであることが合わせて報じられています。

 

中3生のみなさん、今年の夏は勝負の夏ですね。

 

是非育英センターの夏期講習にてお待ちしております。

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