両津勘吉
富山本部校高校部
いいですよね、両さん。
ちょっとしたことで怒った男が女警官の顔にライターを投げつけて怪我をしたところ、「女の顔に傷つけんじゃねえ!お前の顔もめちゃくちゃにしてやるぞ!」と言って、いきなり馬乗りになって殴りかかるんですよ。
犯人を追いかけるために中川の車を使い、民家を破壊しながら暴走する両さん。差し止める中川に対して、「下町は人情の町だ!これくらいのことなら許してくれる!」ですよ。
世の中、いかにも正しそうなことを語れる奴はいくらでもいるんです。ですが、たとえ間違ってたって構わないから、とにかくコイツに着いて行こうと腹を括らせてくれる存在には滅多に出会えない。
みんな責任を取りたがらないからです。
両さんの判断が正しいかどうかなんてのは、半ばどうでもいいことです。そうではなく、「頭のいい」発言をなさるその辺の「賢い」方々なんかよりも、両さんという人間にはちょっと「信頼」に値する何かが有るんじゃないか。
間違ったことはするかもしれないが、何やら頼れる奴であるに違いないということ。そっちの方がよっぽど重要なんです。
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