一等星を探せ!③
富山本部校小学部
夜空の星を観察したあと、数時間後にもう一度観察すると、星の見える位置が変わっています。これを星の日周運動といいます。
南の空に見える星たちは、月や太陽のように、東から登ってきて南を通り、西へ沈んでいくように動いて見えます。
また、夜空の星を観察したあと、数か月後の同じ時間にもう一度観察すると、やはり星の見える位置が変わっています。これを星の年周運動といいます。
年周運動は1年で一周します。季節によって見える星が変わるのも、この年周運動のためです。
運動といっても、月とは異なり、実際に星々が地球のまわりを回っているわけではありません。あくまでも、実際に動いているのは地球です。
地球が1日かけて自転することで、1日の中で星との位置関係が変わって起こるのが日周運動。
地球が太陽の周りを1年かけて公転することで、1年の中で星との位置関係が変わって起こるのが年周運動です。
夜空に見える星の中には、ほとんど日周運動も年周運動もしないものがあります。それは北極星。
何月何日の何時に見ても、北極星の位置はほとんど変わりません。それは、北極星が偶然にも地球の自転の軸(地軸)のほぼ延長線上にあるからです。
地球の公転や自転によって、北極星との位置関係はほとんど変わらないのです。
北の空の星は、北極星を中心に反時計回りに動いて見えます。カシオペヤ座や、北斗七星などがそうですね。
なんだか北極星は北の夜空のリーダーみたいですね。というわけで、今回ご紹介する一等星は北極星…といいたいところですが、残念ながら北極星ことこぐま座のポラリスは二等星です。
ただ、北極星が昔から道しるべとして重宝されてきたのは事実。もしきれいな星空が見られたら、ぜひ北の空の北極星を探してみましょう。
富山本部校小学部 校舎ブログブログ新着
-
富山本部校小学部
連休も明け…【体験授業のご案内】
-
富山本部校小学部
【小6向け】体験授業&中学入試Vテストのご案内
-
富山本部校小学部
【オプション講座体験会】講習は終わりましたが…