母校の思い出➅~続・天下の早稲田大学~ワセメシ篇
富山本部校高校部
「いい大学の条件は何か。ふたつ。ひとつは勿論、図書館です。早稲田の図書館は蔵書数も膨大。では、もうひとつは何だと思う?」
学部3年の頃だったか、授業冒頭で教授がこんな問いを発したのでした。学生は確か、「トイレの綺麗さじゃないですか」とか、「就職率の高さですかね」の様な答えを出したのだったか。
その教授は答えました。「食堂です。間違っても、学生がその辺の階段に座り込んでパンを齧っている様な学校が、いい学校であるわけがないでしょう」と。
さらに続けて、「その点早稲田は、学校の食堂もそうですが、それ以上に街全体が食堂のようになっている」とか仰った。
そうなんです、早稲田界隈はメシ屋の集まりが物凄い。早稲田に根付いたこの食文化は「ワセメシ」と呼ばれます。
毎年春先に、授業情報などが載った「マイルストーン」という雑誌を学生サークルが発行し、付近の書店に山積みにされます。
(これがマイルストーン。学生は毎年ほとんど必ず買う。)
(春先は書店に山積み。)
そのなかでワセメシランキングも掲載されます。早大生の愛するメシ屋といえば、何を差し置いてもまずはココ。
「横浜家系らーめん 武道家」であります。武道家に対する早大生の熱情は、ちょっと尋常ではない。早大生のソウルフード、早大生の血液。「風邪を引いたら武道家を食え!」とは偉大な教えであります。昼時はいつも行列。
(スープはドロドロというより、もはやザラザラ。とことん炊いた豚骨の残滓まで感じられる。)
油そばも群雄割拠。中でも、「図星」・「武蔵野アブラ學会」・「麺爺」が三大?「麺珍亭」も含めて四天王?いずれにせよ学生ごとに派閥に分かれます。
(ここが図星。早大南門を出て右折。)
(図星の油そば。タケノコがいい。かつぶしもいい。)
(ここが「學会」。早大生が「學会行ってくる」と言ったら、研究会ではなく油そばを食いに行くこと。)
(ハマる人は中毒になる學会の油そば。)
(ここが麺爺。地下に下ります。)
(ライトな油そば。それが麺爺。)
(麺珍亭。早稲田以外にもあります。)
油そば以外にもまだまだ。
(キッチンオトボケ。定食屋さん。)
(オトボケと言ったら「ジャンジャン焼き」。どうやら「生姜焼き」のことらしい。)
(三品食堂。メニューが「牛丼」「かつ丼」「カレー」の三品なので。)
(それらをミックスしたもの。その名も「ミックス」。)
(老舗のメルシー。タモリさんも来たことがあるとか。)
(メルシーのラーメンはとうもろこし入り。私が学生の頃は確か400円(!)とか。今でも変わってないのだろうか。)
え~いまだまだ!と思いましたが、ちょっとこれ以上もう挙げ切れません。
みなさんワセメシを食いましょう!
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