育英センター 田中の教育ブログ「令和5年度富山県立入試を振り返る その2 私立専願の増加」
滑川校
記録的な猛暑だったこの夏、皆様、いかが過ごされましたでしょうか。
夏休みが明けて、体育大会が行われていますが、インフルエンザやコロナウイルスの再流行も心配ですね。
当ブログとしましては、昨年の入試を早々に振り返り、来年の入試に向かわなくてはいけません。
さて、全国的な傾向ではありますが、高校入試の早期化が顕著です。
例としまして、関東圏の全国のR6公立高校の一般入試日程を挙げますと、
東京都 2/21~
神奈川県 2/14~
千葉県 2/20~
埼玉県 2/21~
関西圏では、京都府が2月半ばと早く、福井県もそれと同様の日程ですね。
しかし、大阪府や兵庫県は富山・石川と同様に3月初旬の日程となります。
私が現在注目しているのが、私立専願の増加です。
こちらもコロナ禍によって全国的に加速した動きですが、1月~2月初旬に行われる私立高校の推薦入試や一般入試で、早々に高校を決定してしまう、すなわち公立高校を受験しない生徒が増加しています。
公立高校との授業料の差がほぼなくなったことも大きいですが、コロナ禍において先行きが不透明な中、早めに進路を確保する動きも大きくなった、ということでしょうか。
また、私立高校は、公立高校にはない特色を打ち出すところも多く、生徒たちにとって魅力的に映る、という要因もあるかもしれません。
※片山学園の高校受験(3年生進学コース)も募集要項が公開されました。ぜひご覧ください。
私立に進学する生徒が多い中学校では、クラスの半数以上の生徒が2月で受験が終了していることもあります。
3月に県立入試の本番をひかえる生徒の中には、入試がすでに終わった周囲との意識の差に苦しむ子も出ますね。
そういう方こそ、ぜひ育英センターにご相談ください。学校のほかにもう一つ、塾での自分のクラスがもてる。それも育英センターの強みです。
さて、公立の学校としては、私立高校との生徒獲得競争において、工夫を凝らしているところも多くあります。
小~中学生向けの特別講座を実施し、早くから高校に足を運んでもらって高校を知ってもらう、という動きなどがそうです。
下記は、すでに募集終了しておりますが、小学生~中2までの生徒のみなさんは、次年度に向けて最新の情報をキャッチしておきましょう。
富山高専のジュニアドクター育成塾 小5~中3対象です。今年度募集終了。
富山中部高校サイエンスアカデミー科学オリンピック講座 中3対象です。今年度募集終了。
今後とも受験の最新情報には目を光らせていきましょう。