回覧板
富山本部校高校部
今私が暮らしている所は、田んぼのど真ん中にポッと現れた小さな分譲地の一画だ。
うちは分譲地の端っこだから、回覧板が回ってくると、
田んぼ一枚挟んだ裏の農家に回してきた。
ところが最近LINEで情報を回覧しようという動きがあり、静かな農村にも、
ついに先々月あたりからそんな最新(?)のシステムが導入された。
うちは普段LINEの類を顧みない生活をしているので、回覧板は従来通り、
直接回す方法を選択したが、案外多くの家がLINEを採用することになったらしく、
今度は100mくらい先の家に回覧板を持って行かなければならなくなった。
最初は面倒だなと思ったが、
暖かく晴れた日に、てくてくてくてく、うっすら雪をかぶった立山連峰を振り返りながら、
たまに散歩するご近所の長老方に「こんにちは」なんて挨拶しながら、
回覧板を手に、てくてくてくてく歩いていくうちに、爽快な気分が身を包んだ。
昨今、何でもamazonから購入したり、在宅ワークを社員募集の柱にしたりと、
直接人や周囲と接しなくても暮らせるような世の中が到来しそうな雰囲気だ。
外気に触れることで得られるものの大きさが失念されるような世界が訪れないことを
切に願う。
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日常(?)にあふれた英語②