ほんの数年の話ですが、楽器をさわっていた時期がありました。

正直、センスはまったくなく、上達する気配も感じられず、周りの人たちに迷惑ばかりかけていたと思います。

なので周りの人たちが「ライブに出たい」というのを聞いても、まったく共感することができませんでした。

そんな状態で一年ほどが経ち、ライブ(もちろんサークル内のレベルのもの)に出るという話が現実のものとなりました。

私自身はとても後ろ向きな思いで参加したのですが、何やかんや演奏を終えてステージを降りると「前に聞いたときよりすごく上達していた」「思っていたより上手だった」という思いがけない言葉が……。

（要は驚くほどへただと思われていたわけです💦）

結局、それをきっかけにプロを目指して…ということもなく、楽器にさわる機会はほとんどないままですが、そのときにかけられた思いがけない言葉は、いろいろな意味で思い出に残っています。

育英センターでは「塾内テスト」「育英模試」など、定期的にテストを実施しています。

テスト前になると、何人かの生徒は「テストを受けたくない！」「なんでテストなんてあるの?!」と不満の声を上げます。

そのような言葉を聞くと、ライブに出たくなかった自分のことを思い出すわけです。

「テストを受けたくない」というのは、きっと「よい点を取る自信がない」ということでしょう。

よい点を取る自信があれば、自分のがんばりを他の人に知ってもらいたいと思う人も増えることと思います。

育英センターで行うテストは、個人個人の努力を目に見える形で掬い上げるためのものです。

よい点数が出れば、私たちもうれしいですし、ほめてあげたくなります。

その言葉を聞いて、学校のテストや入試に向けてがんばるモチベーションにつなげてもらえれば、それに越したことはないですね！

ということで、自信をもってテストを受けられるよう、しっかり準備をしましょう🎶