富山育英センター

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和文英訳の難しさ②

富山本部校高校部

日本語はハイコンテクストだと言われます。

我々は発話内容そのものだけでなく、発話内容の裏に含まれる意味にも重きを置く…つまりジェスチャーやその場の状況、人間関係まで考慮に入れて、コミュニケーションを行っています。

「空気を読む」「意図を察する」「誰もが言わずとも理解できる概念を共有する」ということを前提に言葉のやり取りをしています。

 

対して英語はローコンテクストだと言われます。

英語はコミュニケーションはほぼ言語を通じて行われ、コンテクストに大きく依存せず、伝達内容をきっちり言語化しようとします。

例えば、「8階の蛍光灯が切れている」という内容を日本語で伝えると、「切れているから交換しなければならない」という意味が裏に含まれていることが多いです。

これを英語にして、”Fluorescent lights on the 8th floor won’t turn on.”とすると、

「蛍光灯が点灯しない」という事実のみを伝えることになります。この一文だけでは、交換までは依頼されていないと判断することが普通です。

 

我々は基本的に日本語ネイティブなので、省略や言葉の裏に含まれている意味を深く考えずに日本人同士で自然に意思疎通を行っていますが、その感覚で日本語を英語に訳そうとするとかなり言葉足らずになります。

 

問:次の会話を英語に訳しなさい。

「今日なんにする?」

「ぼくはチャーシュー麺だ」

「えっお前チャーシューかよ、ブヒブヒ」

 

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