格
富山本部校高校部
英語を苦手とする日本人が多い理由は様々あると思われますが、その一つに、「語順」があると思います。日本語には格助詞が存在するので、頭に思いついた単語をそのまま口に出しても意味が破綻することは少ないです。(理解しやすさは変化しますが)
「〇〇は◇◇で△△をする」「△△を◇◇で〇〇はする」「〇〇はする、△△を◇◇で」などなど。
英語には格助詞がないので、動詞の前に主語、動詞の後ろに目的語や補語を置く、といったように文中の位置によって単語に格の役割を与えています。
我々の母国語に比べ英語は語順に自由度が少ないので、(受験英語においては)英語が得意になりたいのであれば、単語を並べるルールである5文型をしっかり理解しないといけないと個人的に思います。
というわけで、日本人が英語を運用するときに、適当に「△△を◇◇で〇〇はする」という意味の文章を頭に思い浮かんだ順に発話することは不可能なので、難しさ・もどかしさを感じてしまうわけですね。
それじゃあ格の役割を単語にくっつければ語順自由になるやんけ!と思ったそこのアナタ。聡明です。
Marcus mālum edit. 「マルクスはひとつのリンゴを食べる」
Marcum mālum edit. 「マルクスをひとつのリンゴは食べる」
…地獄の始まりですね。
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