豚バラキャベツ鍋
富山本部校高校部
いよいよ寒くなってきたので、エビやハマグリが入った海鮮鍋を作った。
体があったまったぁと思いつつも、ふと若い頃を思い出して
豪華すぎる鍋だな、と思った。
東京で学生&フリーター生活をしていた頃、当然湯水のごとく使える元手などないので、
質素倹約が生活の基本だった。
東京砂漠の寒い夜。不意に思いついたのが、豚バラキャベツ鍋だった。
近所の八百屋でタダ同然の値で買ったキャベツひと玉を四分の一ほどざっくり切り、
それを芯ごと湯の沸いた鍋に投入する。
ダシは何だったかうろ覚えだが、中華あじかコンソメだったと思う。
あとは塩と胡椒を少々。
キャベツが柔らかくなってきたら、あとは豚バラ肉を好みの大きさに切って投入するだけ。
時間が経つごとにスープの味が深くなり、意外にもご立派な鍋に仕上がる。
キャベツを一枚一枚はがすように取り、豚バラ肉を包んで食す。
醍醐味は、ずっとスープに沈めておいたキャベツの芯を最後にいただくことだ。
えも言われぬキャベツの核心のうまみがここにあることを発見した。
当時の私は、この鍋を「倹約鍋」とか「貧○鍋」と呼んでいたが、さにあらず、
豚バラキャベツ鍋は、私にとって至高の鍋である。
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