光待つ世界へ
富山本部校高校部
2次試験に向け、記述問題や小論文の添削の真っ最中です。
ちょっと気になるのは、現代文にしろ、小論文にしろ、
将来を憂えるような内容の課題文が最近目立つことです。
自傷行為に及ぶ中高生が増えてきている云々……。
コロナ禍やグローバル化によって多くのよきものが失われた云々……。
読めば読むほど、なんだか暗い気持ちにならざるを得ません。
小論文は「そんな現状を踏まえあなたの意見を…」などと受験生に迫ってきますが、
「ご立派」な大人がなかなか解決できないものを、
18や19の若者に解決の方向性を求めてどうするんじゃと思うこともしばしばです。
それでも若者たちはいろいろな情報を集めてなんとか自分の考えを構築しようと
がんばっています。涙ぐましい限りです。
こんな若者たちの情熱を、簡単に摘み取ってしまうようなことにならないよう、
大人たち側もそれなりの形を作って待ち受ける世の中であってほしいものです。
少し世間を外側から見るような言い方になってしまうのが
なんだか歯がゆいのですが…。
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