4/28(月)は『新月』すなわち『大潮』です●
入善校
こんにちは!富山育英センター入善校の野坂です。
早速ですが皆さんは,以下の言葉に聞き覚えはあるでしょうか?
満潮,干潮,潮汐力,大潮,小潮…
釣りなどをされている方であれば聞きなじみのある,海水面の変化に関する言葉ですね🎣
では,なぜ一日の間に海水面の位置が変動するのでしょう?
そしてなぜその変動の割合が日々変化するのでしょう?
そのカギを握っているのが,どうやら月だというのです。
といっても,このあたりの話は一般常識に近い(と思う)ので知っている方も多いでしょう。
月の引力と太陽の引力が重なるとき,つまり太陽と月と地球が一直線に並ぶ新月や満月のとき,
海水面を引っ張る力が強くなり干満の差が大きい大潮になる,という理屈です。
このように,少し検索すると大体のものは解答が得られますよね。
でも,ちょっと立ち止まってみましょう。
昔の人は,なぜこの海水面の変動が月の仕業であると突き止められたのでしょう?
目の前の現象に納得できる理屈を見出すことが,科学の思考です。
おそらく(正解かどうかは定かではないですが),どんな時にどんな現象が起こる,そういったデータを
長期間にわたり取り続けたのでしょう。そこで,月の満ち欠けとの関係が見えてきて,
月が海水面が引っ張って…という理論にたどり着いたのではないでしょうか?
『なぜ』から始まり『仮説』を立て,『実験・観察』を繰り返し結果を『考察』する。
学校で習う理科の実験も科学者が理論を組み立てることもやっていることは実は変わらないのです。
さあ,GWに連休がある方は,「なぜ」を見つけ,調べるだけではない「自分で考え,試して確かめる」
という科学的な視点で物事をひとつ解決に導いてみてはいかがでしょうか?
考える力,想像する力,説明する力が付けられますよ!
中学生や高校生の皆さんにとっては,あらゆる科目で必要な力をすべて身に付けられます。
まずは,GWの名に相応しく金色に輝く月を眺めて思いを馳せてみましょう!
…あ,新月の日は月が見えないんでしたね,失礼しました。。
とりあえず,GW前半は夕方に西の空を見て月を探してみて下さい。
それでは,ここまで見ていただきありがとうございました!
※大潮がなぜ釣行に有利と言われているのかは確かめておりません。野坂のGWの課題といたします。