育英センター 田中の教育ブログ 「啐啄 良き指導者とは」
富山本部校別館(中学部)
改めまして、この春金沢本部校から、富山本部校に参りました田中です。
何卒よろしくお願い申し上げます。
金沢の皆様には大変お世話になりました。
一度きりしかない一生で,この3年間は私の大切な宝物になりました。
いつかまた,皆様にお会いできる日を楽しみにしております。
さて,富山本部校に着任し、春期講習ではさっそく中1から中3の国語担当として授業を行わせていただきました。
特にこの春は,記述式問題の解法について,時間をとってじっくり解説いたしました。
こういった季節講習は,初見の文章で問題を解く絶好の機会です。
学期が始まれば,普段の国語学習は,どうしても学校の教科書中心となってしまいますからね。
また,普段読書をする習慣のない子にとっては,まとまった文章に触れる貴重な機会ともなったはずです。
ぜひ今回の講習の成果を,1学期の学校の各種テストで発揮していただければと願っております。
私はよく集団授業で,記述問題の答えを複数の生徒に黒板に書いてもらいます。
この問題ではどう考えるのが一般的なのか、という視点が求められるケースが国語には多々ありますね。
https://www.kanazawa-ikuei.com/info/info-868/
https://www.kanazawa-ikuei.com/info/info-869/
https://www.kanazawa-ikuei.com/info/info-870/
それを教師が一方的に解説するのではなく、複数の生徒の答えから全員で導きだすのです。
上記のようなアクティブ・ラーニング(AL)は、集団授業の強みを最大限に発揮できる印象があります。
この春の中3の授業では,活字で印刷されている問題集の正答例を上回る答えが多く並び,大変うれしく思いました。
問題演習中の机間指導で、生徒の素晴らしい答えを見つけた時、あるいは素晴らしい間違いを見つけた時
これらをクラス全員でシェアする、というのも集団授業においては大切なことです。
正解から学ぶことよりも、間違いから学ぶことはより多いですね。
特に複数の生徒が同じ間違いをしている時、全員の手を止めて解説を聞いてもらいます。
経験を積むほどに、「今このタイミングでこれを教えなくては」という機会の発見が増えたように思います。
話しは変わりますが、私が尊敬する人生の師たちには、全て共通点があります。
それは啐啄の機会を逃さない先生達であった、ということです。
そったくどうじ【啐啄同時】
私は悪童でしたので、私が道を踏み外したとき、タイミングを逃さずに叱ってくれた先生方には感謝しかありません。
また、数少ない私をほめる機会も見逃さずに、ほめてくださった先生方にも感謝しかありません。
私が目指すべきモデル、良き指導者たちです。
子育てにおいても,子供が道を踏み外している行為を発見したとき
『今,このタイミングで子供を叱らないと後悔する!』
という瞬間は数多く訪れますよね。
それを見て見ぬふりをした回数分,必ず親として将来後悔することになるでしょう。
なお、コロナ禍の影響で,オンライン授業のニーズは一気に高まりました。
我々は、オンライン授業においても,机間指導の代替をすべく、
集団授業以上にコミュニケーションに注力し、啐啄の機会を見逃さないようにしてまいります。
これからの育英センターの授業に、ぜひご期待ください。
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