育英センター 田中の教育ブログ「新学期の大切さ」
富山本部校別館(中学部)
4月も半ばを過ぎ、ゴールデンウィーク目前となりました。
そしてゴールデンウィーク後はいよいよ中間テストが待っています。
特に新中学一年生、新高校一年生のみなさんにお伝えしたいこと、それは
「1学期は自分の当たり前を高く設定する学期である」ということです。
人間の体には、周りの環境が変化しても、体内環境を一定に保とうとする仕組みがあります。
それをホメオスタシス(恒常性)と呼びます。
分かりやすいところで言えば、外の気温が上昇しても、体温が正常な範囲から逸脱しないように、体が反応してくれる働きなどが代表例です。
そして、心の働きにもホメオスタシスは確認されているようです。
例えば、努力して一学期の中間テスト、期末テストを共に平均90点以上で終えた、としましょう。
すると、その子にとっての当たり前のラインが、平均90点以上となります。
その後、友人関係がうまくいかなくて勉強が手につかない(保護者の皆様にも、たいていの方に経験がおありだと思います)
あるいは自分にとって大切な部活動の大会のため、そちらを優先したい、などで成績が落ちたとします。
しかし、自分にとっての正常な範囲から逸脱した、ということで、その後正常な範囲に戻ろうとする働きが生まれるわけですね。
俗にいう「ノーベン」(まったく勉強しないでテストに臨むこと)や
「実質ノーベン」(宿題が終わらず、前日まで宿題の答えを写しただけ)で中間や期末に突っ込んだ生徒は、戻る場所がありません。
高い当たり前を設定できなかった訳ですから、戻る場所がないのも当たり前ですね。
特にタチが悪いのが「実質ノーベン」のほうでして、
体裁(ていさい)を取り繕うために、答えを写していても、途中わざと間違ったところを作ってみたり、
とんでもない夜更かしをして体調を崩し、頭がボーッとした状態でテストに臨んだり・・・
そもそも、宿題を一度やっただけではテスト勉強とは言えませんね。
その後、宿題のワークで間違えたところや、テストに出そうなところを繰り返しやること、それこそがテスト勉強です。
一学期、特に中一の保護者の皆様は、上記を踏まえてしっかりお子様と向き合っていただきたいと思います。
実際は、その後テストが難しくなりますので、平均90点以上を維持するというのは難しい。
よって、番数や偏差値を見ていくことになります。
しかし、中1ショックの緩和も考え、現在ほとんどの中学校では番数を出しません。
まずは、テストの平均点との差で、成績を見るしかないのです。
間違っても、取ってきた点数だけを見て、子供を叱りつけないでくださいね。
平均点が50点を切るテストもざらにありますから。
また、新しい出会い、というのはストレスの原因にもなりえます。
成績面だけでなく、精神面にも多くのケアが必要であることは言うまでもありませんね。
育英センターは、単に勉強を教えるだけではありません。
生徒の学習面・精神面のケアを第一に考えています。
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