2^136279841-1
富山本部校高校部
先日、新たな素数が確認されました。現在知られている中で最大の素数で、
2136279841-1
という数です。
n を自然数として 2n-1 で表される自然数を「メルセンヌ数」といい、Mn で表します。
特に、メルセンヌ数のうち素数であるものを「メルセンヌ素数」といいます。
メルセンヌ数 Mn が素数のとき n は素数です。逆は成り立ちません。
近年確認されている巨大な素数の多くはメルセンヌ素数です。
今回の M136279841 の発見者は Luke Durant で、17カ国にわたる「クラウド・スーパーコンピューター」を構築し、1年ほどでこの結果を得たそうです。
10月11日、アイルランド ダブリンのGPUから M136279841 が素数”かもしれない”と報告があり、10月12日、アメリカ テキサス州 サン・アントニオのGPUが「リュカ-レーマー・テスト」により、確かに素数であることを確認しました。
「GIMPS」で検索すると詳しい情報が得られます。
リュカ-レーマー・テストとは、メルセンヌ数に特化した素数判定法です。
S0 = 4, Sn+1 = Sn2-2
で定められる数列を考えます。p を奇素数とするとき、メルセンヌ数 Mp = 2p − 1 が素数であるための必要十分条件は、Sp−2 が Mp で割り切れることです。
ところで、素数”かもしれない”とはどういうことなのでしょう。
これについてはまたいずれ書こうと思います。
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