富山育英センター

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育英センター 田中の教育ブログ「ボランティアのすゝめ」

富山本部校別館(中学部)

私は中学2年生の時に、とある病気にかかりまして(病名は伏せます)

 

将来芸能事務所からスカウトされるかもしれない、と信じ込みサインの練習をしたり

授業中、暴漢が乱入してきて、颯爽と立ち上がった私の回し蹴りが彼の側頭部にヒットして自分がヒーローになる妄想をしたり……

 

病名は秘密です。

 

さて、その病気に罹患中、駅前で募金活動をしているボランティアの人々を見て、

「自分たちで、その時間働いた日給を寄付した方が、多くお金が集まるのではないか」と考えたり

 

地域の清掃活動のボランティアに駆り出されれば、

「みんなでいくらかお金を出し合って、プロの業者を呼んだほうが効率的では」と考えたり…

 

町を通る人々に呼びかけ、募金の主旨を訴える効果や、

地域の清掃をすることで、子供たちが守るべき地域の魅力を知る効果を全く考慮に入れていません。

 

そして何より、ボランティアに参加する一歩を踏み出すことがどれだけ大切か、ということも考慮に入れていません。

今考えれば本当に浅はかな考えで、恥ずかしい限りです。あの病気は恐ろしいですね。

 

さて、ボランティアなのですが、ご存じの方はご存じの通り、これまでの総合型選抜(旧AO)入試、推薦入試において非常に有利になっていました。

そして、今後ボランティア活動は、益々重要視されることが予想されます。

 

今春、金沢大医薬保健学類に合格した塾生の一例をお話しします。

彼は部活動はもちろん、生徒会活動にいそしみ、塾にも時間をうまく使いながら通っていました。

そして何より、ボランティア活動にも積極的に取り組んでいました。

https://www.kanazawa-ikuei.com/info/info-2714/

 

特に今年は記録的な大雪となり、一人暮らしをしているお年寄りなど、高齢の方が住んでいる近隣の家の除雪をしてあげるボランティアなどは心から感謝されたそうですね。

ボランティアに参加した生徒たちへの感謝だけではなく、彼らが通う学校に対しても、地域からの愛は深まります。

 

合格した塾生は、話してすぐ分かるのですが、とにかく人間性がすばらしい。

入試はオーディション、学校側から欲しがられる生徒にならなくてはいけない、と口癖のように言う私ですが

彼ならばどんな大学でも欲しがるだろう、と思った次第です。

 

さて、皆さんに本日申し上げたいのは、是非ボランティア活動への一歩を踏み出してみては、ということです。

 

入試に有利になるから、といったよこしまな動機で始めたとしても(私は微塵もよこしまだとは思いませんが)

冒頭に述べた中2の私のように、評論家ぶって実際の行動すらしていない、という生徒より百倍ましです。

 

生徒会活動についても同様です。

当初の動機はどうあれ、活動を行っていくうちに

「本当にこの活動を行ってよかった」と皆が言いますね。

人の役に立つ仕事の喜びを知り、心が浄化されていく感があります。

 

最後に、富山本部校では現在塾生カルテを回収中ですが

私が担当する中1の子が出してくれた将来の夢の欄にこう書いてありました。

「困っている人の役に立つ仕事に就きたい」

本人の自筆でした。私はすごく嬉しかったです。

 

塾生カルテの記入を、是非親子で将来の夢を語り合う機会として頂ければ幸いです。

そして、以前の国語が苦手な子のための記事で書いた通りですが

その際は子供に、単語ではなく文章で話してもらうとなお良いですね。

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