育英センター 田中の教育ブログ「英語長文の攻略法」
富山本部校別館(中学部)
今週末、7/4(日)に行われた第2回育英模試の結果返却が始まります。
5教科の中では、英語の平均点が一番低く、40点満点中の20.0点でしたね。
今回、英語の平均点が低かった第一の原因は、時間切れです。
入試に向け、受験生の皆さんに知っておいてほしいこと、それは英語の筆記試験の時間感覚は他教科と違う、ということです。
英語はリスニングと筆記に分かれて試験が実施され、筆記の時間は他教科と比べ10分少ない40分です。
よって、他教科(50分)と同じ感覚で筆記テストを受けると、確定で時間切れします。
さらに言えば、実際の富山県立入試は、リスニングの検査を実施→即回収の流れになっており、筆記の時間の余りでリスニング問題の手直しをする、ということも不可能です。
逆に、リスニング問題の合間に筆記の問題を解く、ということもできません。
本番の入試に向けて、英語は特に、模擬試験で時間の感覚をつかんでいくことが大切になってきますね。
さて、今回の模擬試験では、富山県の入試に合わせ、長めの対話文が二つ、説明文が二つ出題されました。
上記の4つを25分程度で解ききることが出来れば時間切れを回避できます。
上記以外に、記号選択の小問、並び替え英作文や、絵の吹き出し英作文、課題英作文(25語以上使用)がありますので、それらに15分はとっておきたいのです。
しかし、英語の4つの長文をおよそ6分平均で解くスピードが求められるわけで、訓練していないときついのは明白ですね。
自宅で英語の長文を学習する際は、時間を計って取り組むようにしてみましょう。
また、高校生になると特に、英語や国語の本文に線を引きながら読む、そして重要だと思われる語句に丸を付けながら読む、ということが推奨されます。
単に目で追って文を読むよりも、情報が頭に入りやすくなる、というデータに基づいているようです。
時間切れしやすい生徒は、こちらも是非試してみてください。
そして、これは富山県入試に限ったことではなく、他県の公立入試、高専や私立の入試にも言えることなのですが
英語の長文問題を解くときは、先に問題を見て「本文の内容に合うものを記号で選びなさい」という設問の有無を確認してください。
もしそういった問題があった場合は、長文を読み進めるのと、選択肢の正誤を判断するのを同時進行で行っていくのです。
たいていの場合、正誤を判断する問題は、意地悪なことに設問の最後にくることが多く、順番通りに問題を解いていくと、もう一度正誤の判断のために長文を読みなおすことになってしまうのです。これが時間切れしてしまう原因の一つです。
時間切れしやすい生徒は、是非上記の内容を意識してこれからの長文に取り組んでみてください。
※なお、英文の内容が全て頭に記憶で残っている場合は、上のやり方はしなくても大丈夫です。相当短期メモリが強い子だと思いますが。
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