育英センター　田中の教育ブログ「コロナ禍による学習への影響」

2022年3月21日

富山本部校別館（中学部）

次回記事、数学の高校入試を振り返る前に、全国の教育関係者を驚かせた2021全国学力調査の話をしたいと思います。

昨年5月、2年ぶりに行われた全国学力調査ですが、小学6年生の算数で以下の出題がありました。

上記の問題の正答率が全国の教育関係者を驚かせました。

既にご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが…

正答率は驚異の55％でした。およそ半数が上記の問題を間違えた、ということです。

これは果たして単純に、コロナ禍による学力低下が深刻だ、と捉えるべきなのでしょうか。

世界銀行の試算によれば、コロナウイルス禍による学力低下の損失額が、世界全体で2000兆円になる可能性がある、とのことです。

また、こちらの記事では、石川県、福井県の小学生の学力調査結果について興味深い内容が見受けられます。

対話型の学びを積極的に取り入れた結果が好成績につながっていたとするなら、コロナウイルス禍が与えた被害はまさしく甚大ですね。