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育英センター 田中の教育ブログ「探究」その2

富山本部校別館(中学部)

前回の探究のコラムの続きです。

今回はまず、福井県に目を移しましょう。

 

昨年華々しい実績を出した高志高校では、2022年度から、普通科を探究創造科へと改編しました。

高志高校改革の過去記事はこちら

 

武生高校の理数科も50年の歴史に幕を閉じ、探究進学科として生まれ変わりました。

 

同じく鯖江高校探究科、羽水高校探究特進科勝山高校探究特進科など、探究という文字を冠した科が複数新設されています。

 

そして、これら探究の名を冠した科が、今春大変な高倍率を記録しました。

 

羽水(探究特進)4.67倍が福井の全県立高校で最高倍率を記録し、ついで武生(探究進学)1.95倍高志(探究創造)1.86倍鯖江(探究)1.50倍若狭(文理探究)1.50倍と続きます。

 

 

次に、東大、京大に絞った各県の合格者数に目を移します。

2022現役・浪人合算での東大・京大合格数

福井県:東大15、京大30

石川県:東大27、京大33

富山県:東大30、京大19

 

福井県からの東大合格者15名ですが、昨年の27名より大きく数を減らしました。しかし、驚愕すべきは現役の合格数です。

東大現役合格13名、京大現役合格23名は福井県の過去の実績と比較しても極めて多いですね。

※参考 今年は富山県全体の東大現役合格19名、京大現役合格15名です。

 

また、福井県では、探究の名を冠して生まれ変わった高校の躍進が目立ちます。

 

東大 武生高校 2人(現役1人、既卒1人)

京大 武生高校 5人(現役5人) / 勝山高校1人(既卒1人)

勝山高校からの京大の合格者は、実に3年ぶりとなるそうです。

なお、武生高校からの京大合格者のうち、1人は特色入試での合格だそうです。

 

さて、福井県の高志高校をはじめ、富山県、石川県ともに東大・京大の合格者を減らした高校も多いですが、医学部医学科の志望者が多かったことも大きな要因です。

 

なお、片山学園は今年度、国公立大学医学部医学科の現役合格9名と過去最多を記録しています。

 

北陸では、コロナウイルス禍が影響し、遠方の大学受験敬遠、医学部志望者増につながった、と考えても良さそうですね。

 

 

今後、入試がさらに多様化し、探究と名のつく科の躍進がますます目立っていくことが予想されます。

皆様もよろしければ、北陸3県以外の探究と名のつく科の新設を調べて見られてはいかがでしょうか。

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