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育英センター 田中の教育ブログ「勉強の仕方が分かりません」

富山本部校別館(中学部)

今回のコラムから、最近特に目立ってきた子供たちの変化に焦点をあてていきたいと思います。

 

・「勉強の仕方が分かりません」

 

この質問を受ける回数が、目立って多くなってきています。

生徒との個人面談においても、保護者会での三者面談においてもです。

 

お母さん:「勉強する習慣がこの子にはないんです。」

子供:「だって、勉強の仕方分からんもん!」

私:「…」

 

成績が伸び悩む生徒の三者面談にて、よくあるのが上記のやり取りです。

 

残念ながら、子供たちが勉強をしない言い訳としてこの言葉を使用しているケースが圧倒的に多いように思います。

また、「勉強の仕方」という以前に、「宿題の仕方」が分かっていない、というケースも多いですね。

最低限、下記の当たり前のルーティン、すなわち基本的な宿題の仕方をまずは理解しましょう

 

基本的な宿題の仕方

①学校や塾の宿題のワークを解く

正確に答え合わせをし、自分の理解しているところと、そうでないところの境界をはっきりさせる

③間違えたところを、教科書やノートに戻って復習し、理解する

④間違えた問題と、正解はしたが理解が十分ではない問題の反復練習

 

 

宿題をするためにはそれなりの時間がかかります。

ゲームや動画視聴など、自分の娯楽に宿題の時間を奪われてはいないでしょうか

 

ワークはたいていの場合、問題を解くための重要な内容が、単元ごとにまとまっていますね。

宿題は、時間をかければある程度まで、必ずこなすことができます。

そして、解けなかった問題については、解答から逆算して理解する、それでも分からなければ先生に質問する、という流れになります。

 

②の正確に答え合わせをする、という部分ですが…

宿題を終わらせることだけが目的になってしまっている子は、丸つけがいいかげんになります。

 

以前の記事でも述べたように、いい加減な宿題は内申点にもひびくことがありえます。

※新中1の保護者の方は特にお読みください→ケアレ・スミス氏に要注意

 

また、勘で書いたらたまたま正解した、うろ覚えになっている部分があると感じた、等の問題も是非③、④の復習の流れに乗せていきましょう。

基礎練習、反復練習をおろそかにしている一流の選手や芸術家はいないと思います。勉強も同じです。

 

 

さて、基本的な宿題の仕方についてこれまで述べてきましたが、当然、宿題をこなすだけで到達できる部分よりさらに先があります。

そこでやっと「勉強の仕方が分かりません」という疑問が出るべきなのです。

 

しかしこれについても、ゲームに例えるなら、「攻略本が無いから街から一歩も出られない勇者」になってもらっては困ります。

 

最近の子供たちのゲームの仕方としては、攻略サイトなどで効率的なゲームの進め方を見て、それをトレースする、というやり方が多いようですね。

テンプレを調べ、その通りに進めないと損をした気になってしまうのでしょうか。

自分で自分のプレイングに合う攻略法やテンプレを発見する喜びはそこにはありませんし、すでに誰かが通った道を通る訳ですから、一定の強さにまでしか到達しえません。

 

自分の力で街の外に出て戦い、試行錯誤しながら身につけた技や経験こそが大切なのです。

そこに費やす時間を損と捉えてはいけません。

 

過去、イチロー選手が言っていた、「ムダなことって結局ムダじゃない」という言葉の深さを感じます。

 

効果的な自分の勉強スタイルを構築できた子はやはり強いです。

そこに至るまでの個々の悩み、相談に、私たちは答えていきたいと思います。

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