育英センター 田中の教育ブログ「2023富山県立高校 定員削減」
富山本部校別館(中学部)
大方の予想通り、富山県の県立高校の定員の削減が発表されました。
御三家の定員については平成8年度入試(1996年3月)の定員減以来、
実に四半世紀以上変更がなかったのです。
1996年の富山県全体の中3生の数はおよそ13,000人
今年の富山県全体の中3生の数はおよそ8,750人
少子化が急速に進み、30%以上も受験者の数が減少している間も
御三家の定員は280名でずっと変わりませんでした。
では、定員の削減があった1996年当時、富山県立高校の入試倍率はどうなったのでしょうか。
育英模試の過去の資料集を取り出し、倍率を調べてみました。
【御三家】
1995 → 1996
富山中部
普通科 1.04倍 → 1.15倍
理数科 1.03倍 → 1.13倍
富山
普通科 1.07倍 → 1.28倍
理数科 1.10倍 → 1.00倍
高岡
普通科 1.13倍 → 1.33倍
理数科 1.00倍 → 0.57倍
やはり、一クラス減少した普通科の倍率が軒並み上昇していました。
※当時の理数科(現探究科学科)は、定員40名と現在の半分です。
定員の削減発表があり、たとえ倍率の上昇が予想できたとしても、
一度受けると決めた、あこがれの高校を受験しないともっと後悔する…
その思いが、志望校を下げようか…という不安に勝ったのでしょう。
今年度の入試倍率がどうなるかは分かりませんが、定員の削減は間違いなく倍率の上昇要因です。
加えて、1996年の御三家定員削減のケースでは、それに準じる進学校の倍率にも影響を与えました。
例)富山東高校
1995~1998の倍率推移
1.08倍(1995)→1.10倍(1996御三家定員削減)→1.28倍(1997)→1.23倍(1998)
育英センターは2学期からの新入塾生を募集中です。
受験生のみなさん、まだ見ぬ倍率で動揺しないためにも、しっかり学習を積み上げて入試に臨みましょう。
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