富山育英センター

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【新連載】社会科と実生活との関わり①

富山本部校小学部

「社会のテストで出たあの作品見たことあるよ」
「授業プリントにのっていたあのお寺行ったことあるよ」
「社会科見学に行ってきたよ」
生徒のみなさんが自分の知っていることを話してくれる時、楽しそうであり、嬉しそうであり、実際にみなさんの感想を聞いていると私も新たな発見をすることも多いです。

社会の授業が実際の生活にどのようにかかわって来るのか深く考える機会はあまりないと思います。そこで、社会の勉強が実生活にどのように関係しているのか私の体験についてお話させていただこうと思います。
「教科書に出てきた作品を実際に見る」「下調べをしておいしいものをたくさん食べる」「地元の方にインタビューして学校の先生が驚く」「地図を活用して最短距離を行く」などなどお話ししたいことはたくさんあるのですが、今回は初回ということで、そもそも私が勉強した内容をどのように実生活に活かすのか考えたきっかけについて取り上げたいと思います。

私自身がそれを意識したのは大学生のころです。

大学の授業で勉強した作品が博物館に展示されているということで、実際に見に行こうと話をしたことがきっかけで、海外に友人や先輩と行くことになりました。
宿泊したホテルには日本語を話すことができる受付の方がいて、私たちが日本から来たというと、なんと「わたしの好きな県は富山県です。立山が好きで何度か登りました。みなさん知っていますか?」ときかれ、「地元です!!」と即答しました。まさか海外で地元富山県の、しかも立山の話を聞くとは思いませんでした。当時県外の大学に在学しており、一緒に旅行に行ったメンバーの中で富山出身の人は私だけだったので、懐かしさを感じました。

その後、その方と富山県や立山について話をしました。私が話した内容は、小学校・中学校の時の社会科の調べ学習で「富山県」や「立山」を取り上げた時に知った内容が中心だったので、勉強した内容が思わぬところで役立ったことにも感動したことを今でも覚えています。しっかり調べておくとその内容について話ができるのだと実感しました。また、逆に私が知らない情報も教えてもらったので、日本に帰国後もう一度調べました。

社会の授業では、もちろん様々な用語を覚える必要がありますし、調べ学習や発表する機会もあると思いますが、それを活用できるのはいつなのかということは決まっていません。しかし、例えば富山県のことを他県の人や海外の人に話す機会があるかもしれないですし、調べたいことがあった時にどんな資料を参考するのか、何を使って調べるのかを知っているのと知らないとでは大きく違うと思います。用語を暗記し、知識を増やすということも調べ学習をしながら何を使えば情報を手に入れられるのかを知るということも思わぬところで活用できることがあります。受験やテストのための勉強はもちろんのこと、ぜひそれも意識して社会の授業に取り組んでいただきたいと思います。

次回は、今回お話した旅のきっかけとなった「実物を見る」ということについて話をしたいと思います。

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