参考書の選び方
富山本部校高校部
こんにちは、2号館で数学を担当している熊木です。
この時期になると、受験勉強のスタートを切ろうと意気込み始めた高2生から、
「どの参考書を使うと良いですか?」
「学校は青チャートなんですが、青チャートで大丈夫ですか?」
という質問が来るようになります。
ということで、今日は私が参考書選びについて考えていることを書きます。
受験勉強に向けて参考書を買おう、となったときに最初にしてほしいことが、
「現在の成績と志望校を伝えた上で、信頼できる先生に直接相談する」
です。
例えば数学の基礎固めによく使われる参考書としては、
・「青チャート」「黄チャート」「Focus Gold」「LEGEND」
・「基礎問題精講」
が代表格かと思います。(※他のものがダメとは一言も言っていません。)
これらはどちらもメリット・デメリットがあるものです。
そのため、例えばyoutube等で「こっちがオススメ」なんて言われているものを鵜呑みにするのが一番危険なわけです。
数学の参考書であれば、
①志望校のレベル、最終的な到達目標
②現状の成績、数学が得意か苦手か
③他教科とのバランスの中で、数学にどれくらい時間をかけれるか
④インプットとアウトプットのどちらが目的か
⑤何週間、何ヶ月かければ完成するのか
⑥レイアウト、フォント、分厚さ等の好み(モチベーションに繋がる)
くらいはよく考えた上で取り組むものを決めるべきです。そして、これらのことを判断するためには「直接教わっている先生からの客観的アドバイス」がとても重要です。
「いやいや、君にその参考書はどう考えても難しすぎるし量も多いし無理だよ」
と思う参考書を買ってくる人がたまにいます。
少しパンチの効いた表現をすると、自分の学力を冷静に分析して参考書を選べない人(すなわち、勉強すべきことを判断できない人)は独学に向いていません。
向いていないからダメ、ということではありません。自分ができていないこと・自分が不得意なことをするときは、プロのアドバイスを聞くのが一番です。
プロのスポーツ選手ですら、トレーニング方法はその分野のプロを雇ってサポートしてもらっているのです。
ちなみに”私自身は”(受験生にオススメとは言っていませんよ)、上に挙げた①~⑥の中では⑥を最優先するタイプで、特にお世話になっているのがこの「大学への数学」です。
教育系の仕事を始めてから毎月買ってます(自宅の本棚です)。
問題のチョイス、解説・別解のレベル感、分厚さ、コラムの面白さ、毎月刊行されるからこその新しい情報、私にとってはこれを超えるものは今のところありません。(もう一度言いますが、受験生にオススメというわけではありません)
話が脱線しましたが。
「そろそろ受験勉強しなきゃいけないけどどうしたらいいか分からない」と思っている高2生の皆さん、気軽に相談してくださいね。
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