2024年度より、「東京工業大学」と「東京医科歯科大学」が統合され、「東京科学大学」という新しい名称の新大学が誕生することが最近ニュースとなりました。東京工業大学と東京医科歯科大学はそれぞれ理工系、医学系の難関国立大学として知られています。

国立大学の統合としては、2007年の「大阪大学」と「大阪外国語大学」の統合以来だそうです。（ちなみにその前は2005年の「富山大学」「富山医科薬科大学」「高岡短期大学」の統合のようです。）

これまでの統合では、大阪大学や富山大学のケースのように規模の大きな方の大学名が統合後も使用されることが多かったようですが、全く新しい大学名となるとインパクトがありますね。

私の高校生時代の話なのですが、教育実習で来られた大阪外国語大学出身の先生に英語を教わったことがありました。ユニークな先生で、英語の授業にもかかわらず、先生の専攻であるイタリア語を教わるなんてこともありました。(トマト（英）がポモドーロ（伊）は今でも覚えています。)明るいキャラクターの先生でしたが、その当時すでに大阪外大は大阪大と統合しており、母校がなくなったことを少し寂しそうに語っておられたのを覚えています。

現在、東京工業大学や東京医科歯科大学に在籍している学生や卒業生、各大学の関係者は今の大学名がなくなることに多少思うところはあるかもしれませんが、新生「東京科学大学」は間違いなくこれからの日本の理系分野における学術研究や高等教育を牽引する存在になると思います。今後の動向にも注目していきたいです！