地下鉄のお話し３回目です。「記憶に残った」というより，「困った」話ばかりですね。

話が前後しますが，大阪ではじめて地下鉄に乗ったのは，京都に住んでいたときで，日本橋に買い物にいったときです。その当時はアニメ関連のお店などは全くなく，完全に電気街の様相でした。
中心部は路線が碁盤目になっていて大変分かりやすいですが，並走している御堂筋線と四つ橋線にまたがった非常に長い駅の本町で，うっかり間違った路線に乗ってしまいました。西梅田についたのですが，降りるとそこは超巨大な地下街で，さらにこの界隈に梅田（御堂筋線），東梅田（谷町線），ＪＲ大阪駅，阪急梅田駅，阪神梅田駅が集まっていて，完全に迷子でした。何とか阪急梅田駅に着くまでに，1時間くらいさまよってしまいました。

仙台地下鉄は大学生のときに乗りました。当時は南北線しかなかったのですが，中心街と泉中央，長町の2大副都心を結んでおり大変便利でした。車両が4両連結しかないので，経営大丈夫かなとちょっと心配でしたが。現在は，さらに東西線も開通しているので，安心しています。

ソウル地下鉄に乗ったは，大学院の卒業旅行で友達と行ったときが最初です。そのときは，4路線しかない時代でした。
釜山に行ったときにはたまたま出会わなかったのですが，電車の中に移動販売のおっちゃんが乗ってきて，何か口上を言った後，膝の上に品物を置いて行ったのは新鮮な感じがしました。「地球を歩ける旅行ガイド」には書いてあったのですが，実際に出会ったのは面白かったです。売れないと分かると，おっちゃんは膝の上から商品を回収していきました。ただし，これは違法行為だそうです。最近は行ってもほとんど出会うことがなくなりました。
また，困った話としては，駅名の発音ですね。券売機は高額紙幣（10,000ウォン≒1,000円ですが…）が使えず，窓口で購入する必要がありました。南大門市場の最寄である会賢駅（フェヒョンの振り仮名あり）行きの切符を買おうとしたのですが，全く通じず。何度かやり取りしてやっと買えました。日本語より韓国語のほうが発音パターンが多いので，違って聞こえたからだと思います。よりそれっぽい発音は，フォィヒョンじゃないでしょうか。
現在地下鉄（Seoul Metro）は９号線までですが，2号線に枝線が２つ，5号線に枝線が1つ，さらに，１号線といいつつ西の仁川方面行きと南の水原方面行きに分岐します。これは，金沢から富山行きと七尾行きどちらも同じ路線名でよばれている感じで，間違うと大変です。15年くらい前に行ったときは，仁川方面に行きたいという日本人老夫婦にこの路線でいいのかと聞かれました。近くの人に確認したところ次の次の電車だとのこと。危うく間違った路線に乗るところだっだと感謝されました。
また，ソウルには，地下を走る鉄道路線が地下鉄以外にもいくつもあるので，そこにも注意が必要です。もっとも，他路線（運営会社が異なることもある）への乗り換えでも，Ｔ-money（ソウル近郊の交通カード）使用時，初乗り運賃が重複して取られることがほとんどないことがよいところです。
なお，現在は，Ｔ-moneyとcashbeeはほぼ相互利用可能のようなので，どちらか1つで大丈夫でしょう。

ネタも尽きてきたので，地下鉄ネタは次回までです。