先週末の授業の終わり…
生徒の質問対応や雑談をしていたところ、ある中学校の塾生達に
「アンサンブルコンテストに出場するので是非来てほしい」とご招待いただいたため、
この度初めて行って参りました。

私自身、演奏に関しては楽器問わず全くの素人ですが、音楽を楽しむという感性は大事にしたいと思いますし、
何より塾生の子達に招待してもらえたのが嬉しかったです！

生徒達の具体的な情報は伏せるのですが、そのコンテストは
1月14日（日）富山市芸術文化ホールにて開催され、なんと演奏会場は大ホール！

当日朝10時から市内の中学校の管楽器部・吹奏楽部の部員達による演奏が始まり、
塾生たちの演奏が始まるまでの間、各グループの演奏を楽しんでおりました。

そしてとうとう…
私を招待してくれ生徒達が演奏する出番がやって参りました。
私は演奏ステージに近い前方の席に座っていたのですがのが、もし生徒らが私を見つけてしまった場合
変に緊張させてはいけないと思い、出来る限り笑顔で演奏を見守っていようと決めていたのです。

しかし入場の際、彼らは凛とした表情で姿勢も美しく、その姿には自信さえも感じ取れました。

アナウンスが終わった直後演奏が始まり、出だしの一音目からしっかりとした音が聞こえてきました！
それまでのグループの何組かは、やはり緊張のせいか一音目が頼りなく聞こえてしまうことがありましたが、
彼らはスタートからバッチリ決めてくれました…
演奏も「楽譜通りの音の羅列」としてではなく、一音一音に繊細な音色と響きが感じ取れました。

子どもたちの頑張る姿を笑顔で見守ろうという考えは、演奏開始後すぐに去ってしまい、
私はただじっと真剣に彼らの演奏を最後まで聞いておりました…

演奏終了後、
彼らに精一杯の拍手を送りました。
まだ中学生という彼らが、これほどまでに人の心を動かす演奏ができるのかと本当に感動しました
それと同時に、私はこれまで生徒のほんの一部分しか見ていなかったことにも気付かされました…

勉学は大事ですが、勉学以外にも大事なことはこの世に多く存在します。
若いうちから沢山のことに挑戦し、沢山のことを学び、自分の人生を豊かなものにしてほしいと切に思います。