黄金週間デス
富山本部校高校部
えもいはず苔(こけ)むしたる巌(いわお)どもの
いくらもかさなり生(お)ひ出でたる・・・
石山寺を舞台にした古文の一節です。
石山寺は紫式部が「源氏物語」を執筆したと言われている寺ですが、
以前この寺を訪れた時強く心奪われたのは、そんな文学的な背景よりも、
周囲の自然、特に庭の古色蒼然たる厳粛な在りようでした。
いくつかの大きな岩のみならず、大昔半分に折れてしまった図太い古木までが
あざやかな深緑の苔で蔽われている様を見ていると、
辺りがまるで原始の世界にタイムスリップしたかのような幻覚に襲われました。
そして訪れた時まず目を奪われたのは、正門をくぐり抜けた瞬間、
真っ直ぐ数十メートルは続く参道の両脇を、
深紅のツツジの群生が奥までずっと続いている光景でした。
周囲は新緑の額縁…。そして青空…。
寺と名の付く所で、「色彩」にこれほど心を突き動かされたことはありません。
季節はちょうど今頃のことです。
信仰心がある方もない方も、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
富山本部校高校部 校舎ブログブログ新着
-
富山本部校高校部
物の名
-
富山本部校高校部
サーチエンジンオプティミゼーション
-
富山本部校高校部
本日のラーメン道場