育英センター 田中の教育ブログ「2025年度 富山県県立高校募集定員」
滑川校
2025年度(令和7年度)県立高校入試の定員の予想が今朝の新聞で報じられました。
※まだ最終決定ではありませんのでご注意ください。
7/24追記:入試日程、募集定員ともに正式発表となりました。
推薦入試日:2/10(月)→合格内定通知2/13(木)
一般入試日:3/6(木)、3/7(金)→合格発表3/14(金)
募集定員については下記の記事通りです。
富山西、八尾、中央農業、伏木、砺波工業、南砺福野の計6校で88人の定員減となる見込みだそうです。
富山西普通科が、40人学級→35人学級となる見込みで、4学級計20人の定員減
南砺福野もおそらく普通科を40人学級→35人学級とし、4学級計20人の定員減
(国際、農業環境、福祉はすでに30人学級のため)
砺波工業は昨年に続いての定員減で、機械70人→60人、電気、電子がそれぞれ35人→30人で全てが30人学級となる見込み
よって4学級計20人の定員減
八尾は10人の定員減(おそらくは普通科の福祉コースを40人→30人学級に変更か)
伏木の国際交流も昨年に続いての定員減で、35人→30人学級へ、3学級計15人減少
中央農業は昨年2名の定員減に続き、今年は3名の定員減
以上を足しますと計88名の定員減となります。
逆に定員が増える見込みであるのが南砺平で、地域みらい留学へ登録し、生徒を全国募集するためですね。
都道府県の枠を越えて、地域の学校に入学し、充実した高校生活をおくること。
北海道から沖縄まで日本の各地域にある魅力的な学校には、
そこでしかできない体験と新しいチャレンジが待っています。
スキー部や郷土芸能など、特色のある活動ができる
平日は寮生活だが、週末や長期休暇期間はホストファミリー宅で過ごすことができる、留学に近い形態
これは大変面白い試みであり、ぜひ成功してほしいですね。
なお、新川学区は昨年学区計35名の定員減がありました。
今年の中3生の人数は昨年より増加しているものの、現中2からは再び減少傾向となるため定員増は見送られる予想です。
果たして倍率にどのように影響するのでしょうか。
定員を減らす際に、学級数自体を減らすのではなく、学級の定員減を行うと
「1クラス40人ではなく、35人や30人なら一人一人丁寧に見てくれそう」
「先生の負担も減るのでは」
と良い方の面がすぐに浮かびますね。
今から14年前の文部科学省のHPの少人数教育についてのヒアリングのページです。
↓
「今後の学級編制及び教職員定数の改善に関する教育関係団体ヒアリング」意見概要
上記を読むと、現場からも定員減に対しての肯定的な意見が並びます。
しかし、1学級が40人を下回る学級編成については、国からの財政措置を減らされ県の負担が増えるそうですね。
…なんとも悩ましい。
やはり、将来的な高校再編は避けられない見通しだと言えます。