★受験生必見!☆ ~「3ヶ月」のワナ~
入善校
こんにちは。入善校です。
いよいよ秋ですね。過ごしやすい気温になってきましたね。
夏の暑さにやられた愛しの植物たちも,こんな気温が続けば無事成長できたのだろうか…
さて,今回は高校受験に向けた学習の考え方について書かせて頂きます。
題して「3ヶ月のワナ」です。
❶実力UPのためには3ヶ月は必要!
今まで受験生の方のサポートをしてきた中で,実力UPのためには3ヶ月程度は必要であると感じています。
過去の例として,9月頃に「国語の作文で満点を取れるようになりたい!」と言ってこられた塾生の方がおり,添削指導等を行った結果,12月頃に実施の実力テストや育英模試で満点を取れるようになり,以降満点を取れるようになっていました。
英語の作文やリスニング,その他の科目の記述問題なども同様に,実力UPのためには3カ月程度は最低でもかかります。
「一夜漬けで定期テストで点数を取れているから大丈夫!」という方がいらっしゃるかもしれません。
それはあくまで試験範囲が限られているテストであったからではないでしょうか。
果たして中教研学力調査や育英模試で点数が取れているでしょうか。
今まで一夜漬けのような学習で乗り切ってきた方は,本当の実力をつけるために,今までの学習を見直す必要があります。
今までと同じ一夜漬け学習は,入試で通用しないかもしれませんよ。
【番外編】「暗記すればいいだけでしょ?」
「社会科なんて暗記すれば解けるから一夜漬けで充分だ!」という言葉を耳にしたことがあります。
社会担当から言わせてもらうと,「暗記すれば解ける」は大きな間違いです。
★理由①:暗記だけで解ける問題はあまり多くない
一問一答問題は語句を覚えていないと解くことができません。
そのため語句を覚えることはとても大切です。
しかし,入試問題を見ていただければ分かりますが,「暗記だけで乗り切る」のは難しいです。
例えば,「桓武天皇」や「源頼朝」という人物を覚えたとして,活躍した時代が分からないと時代ごとに並べ替えることはできませんね。
「人物名」「行ったこと」「活躍した時代」などをセットで覚えましょう。
そのほか社会科の学習で意識するべきことについて,いつかブログにまとめたいですね。
★理由②:そもそも暗記できていない
「暗記すれば解ける」と言っておきながら,実際はあんまり暗記できていない方が多いです。
「暗記すれば解ける(暗記できるとは言っていない)」状態です。
最低限の知識として語句の暗記は必要です。
例えば理科の学習をする際は,「ビーカー」や「駒込ピペット」などの実験器具の名前は覚えていますよね。
名前は知っている前提で「どう使うのか」などを学習するわけです。
「桓武天皇」や「源頼朝」という人物名を覚えることがゴールではありません。そこからがスタートです。
語句の暗記が必要でないとは言っていません。それがすべてではないという事です。
「暗記すればいいだけでしょ?」
違いますが????(゚д゚)! 以上,社会科担当の愚痴でした。
❷3ヶ月のワナ
❶でご紹介した通り,実力UPには3カ月程度は最低でもかかります。時間をかけた準備がとても大切です。
そうなると,県立高校入試は毎年3月初めごろに実施されますから,
「3カ月後の入試に向けて冬休みあたりから本気出す!」と考える方も多いでしょうね。
しかし,この考え方には大きなワナが隠れています。
たしかに冬休みあたりから本格的に学習すれば”入試当日には実力が付いている”状態になっているかもしれません。
ただし,そのタイミングでは「実力が上がったことを確かめるテスト」がないのです。
令和6年度の最終回の育英模試は2月2日(日)に実施予定です。
また学校で実施される実力テストは1月下旬(か2月中旬※中学校により異なる)のものが最後です。
高校に願書を提出するタイミングが2月中旬頃ですから,それまでには点数結果が出ている状態にしたいですよね。
まとめると,冬休みごろから学習に本気で取り組めば,入試当日にしっかりと点数が取れる「可能性」が高まります。
しかし,学習した成果が発揮される最初のタイミングが入試当日であるというのは何とも不安ではないでしょうか。
志望校を決定するタイミングで「今までのテストでこれだけの点数が取れているからこの高校で受験します!」と言いたくないですか?
(点数が取れているからといって慢心はいけませんが)
また私立高校入試や国立高専一般入試は2月上旬の実施ですので3月にフォーカスを合わせると間に合わないですね。
以上を踏まえて,学習を本格的に始める適切なタイミングは9月となります。
逆算をして考えましょう。
①志望校を決定する材料として,実力テストや模試で良い結果を出したい!
②1月下旬に実施される実力テストや模試に向けて準備をしたい!
③その3か月前,すなわち9月から!
2学期は体育大会や合唱コンクールなどが控えている学校も多く,学習に専念できないかもしれません。
また9月だと入試当日まで日があることから,なかなか「受験生としての自覚」が芽生えていない方も多いでしょう。
※★「受験生としての自覚」とはの中で「受験生としての自覚」について書きました。
クラスの周りの生徒も受験生モードになっていることは少ないでしょうから,なかなか受験に向けた学習に本気になれないこともあるでしょう。
ですが,実力UPには3カ月程度の時間差を考えないといけないことや,内申点のことも考えて,9月から本格的な学習を始めるのはとても大切なことです。しっかりと2学期の学習を頑張ることで,とても重要な2学期の通知表の結果にもつながるでしょう。
※富山県入試の場合,2年生の3学期と3年生の2学期の通知表の評定が内申点に含まれます
「時すでに遅し」にならないよう,前倒しで学習を頑張りましょう!
【まとめ】
①実力UPには3カ月程度時間がかかる
②×入試当日の3か月前から本格的に学習をスタート
〇志望校を決定する際の参考になるテストや模試の実施の3か月前から本格的に学習をスタート!
→9月からしっかりと準備を始めましょう!
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