パラアスリ-ト
富山本部校高校部
深夜、暑くてなかなか寝付けない。
テレビをつけると、パラリンピックの男子車いすテニス決勝が放送されていた。
日本の小田凱人選手と世界ランク1位のイギリスの選手との対戦だった。
白熱の一戦。一度は負けそうな局面もありながら、結果小田選手が逆転で勝利をつかむ。
車いすテニスを見ていて、なるほどと思ったのは、
サーブ権のある方が必ずしも有利ではないということだった。
ダブルフォルトが結構多い上に、緩いセカンドサービスはリターンエースを決められる。
普通のテニスなら「なにサーブミスばっかりしてんだよ」と怒られそうだが、
世界ランク1位の選手にして、ダブルフォルトを繰り返していたことを思うと、
座ったままの視点からサービスを行うことがいかに難しいかがわかる。
それでも、肝心な局面ではお互いラインぎりぎりに入るショットを見事に決めてくる。
トレーニングに裏打ちされた独特な感覚の発露がここにはある。
ブラインドサッカーやゴールボールは全く目の見えない状況で試合を行う。
視覚以外の感覚が常に研ぎ澄まされていなければならない。
彼らはスポーツを通して、
僕らが普段踏み込むことのない深淵な感覚の領域に、
僕らを誘ってくれる。
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