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欠如動詞

富山本部校高校部

以前、mercārīが能動態を欠く「デポーネント動詞」であると話をしました。

デポーネント動詞は「能動欠如動詞」とも呼ばれますが、こういった「欠如動詞」、つまり言語の文法上存在するはずの活用形の一部が存在しない動詞、というものが様々な言語に存在します。

 

分かりやすいところで言うとフランス語の”falloir”がありますね。「~が必要である」という意味ですが、常に非人称のilを主語に取るので3人称単数形の活用しか存在しません。

ぜんぜんわかりやすくないですか、そうですか。

 

英語で言えば、mustなんかは過去形が存在しないのでこの欠如動詞にあてはまります。おっと、mustの成り立ちに関してはいったん目を閉じておいてもらえますか。

goなんかも過去形が意味不明な形をしているので、欠如が関係あるかもですね。補充されたということまでしか知りません。

日本語で言えば、「用いる」という動詞を受け身で使うのは変ですね。

「彼はいつも敬語を用いる」⇔「敬語はいつも彼に*用いられる」?

「使う」⇔「使われる」は違和感ないんですけどね。

 

え、考えたことなかったんですか?母語話者なのに

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