expect A of B
富山本部校高校部
※厳密な考証は行っておりません。内容には諸説あります。ご了承の上、お読みください。
英語には、「expect A(もの) of B(人)」という形の表現がありますね。
“We expect help of you.” みたいな感じです。やや古風・形式ばった響きがある、そうです。
いささかofの存在が珍妙ですね。ということでフランス語で同様の表現があるか調べました。
“espérer A de B” という形が辞書で見つかりました。
でもChatGPTさんによると、ほぼ使わないそうです。
あんまり使わないのも残念だったので、さらにラテン語で同様の表現があるか調べました。
” exspectare+対格+ ab+奪格”という形が存在し、当時は普通に使われていたそうです。
Auxilium ab amico exspectamus.
「友人からの助けを私たちは期待する」みたいな感じですってよ。
あ、”auxilium”は英単語”auxiliary”「補助(の)」の語源(auxiliarius)に関連する語ですね。
ということで英語の表現”expect A of B”は、ラテン語に起源を持つので格調高く古めかしい雰囲気があるのだろうと推測しました。
個人的にはab→de→ofの流れが確認できたので良かったです。
現代英語では、ofを使用せずに”We expect help from you.”とした方がよさげですが、もっと単純に、
“We expect your help.”
でいいやんけ、という話なんですけどね。
英作文では、ごちゃごちゃ複雑な形をこねくり回すよりも、単純明快な表現をこころがけるとよいですね。
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