卯月の終わりに
富山本部校高校部
新学期を迎えて、早くもひと月が経とうとしています。
最近予備校生から、共通テストの小説の解き方がわからないとか、
現代文の記述の解答を作成するにあたり、どう表現してよいかわからないなどという
現代文についての相談がちらほら寄せられています。
現代文の記述対策については、当然一言では言い尽くせないので、
彼には、それこそいろいろと言葉を尽くしてアドバイスしてはみたものの、
理解してくれたかどうかは、今後彼がどう化けていくかを見守っていくことで
徐々に見えてくるのだと思います。
実は彼には、謝らなければならないことが一つあって、
演習中あまり筆が進んでいなかったり、私の説明にも上の空な風もあったりしたので、
私の授業そのものにすでに嫌気がさしているのでは……と疑っていたのですが、
まさかそんな悩みを抱えている人だとはつゆ知らず、だったわけです。
思い切って相談に来てくれなかったら、彼を誤解したままだったと思います。
まだまだ人を見る目がないなぁと反省しきりです。
‘受験生’諸君! ともに修行を再開すべし、という感じです。
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