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「間(ま)」を惜しむ

富山本部校高校部

先週、鳥取の郵便局から自らに宛てた葉書の話をした。

結局、葉書が家に届いたのは連休を経て約1週間後であった。

考えてみれば、私が学生の頃は、携帯電話など世間に普及していなかったから、

連絡をとる手段は、各家庭の固定電話か、手紙(電報?)くらいしかなかった。

女の子をデートに誘おうと思った場合、

その家の固定電話にダイヤル〔今の若者には?だろうな〕する。

不思議なもので、大概お父さんが電話に出る。

「あっ、あのっ、大学の同級生で~と申しますが、~さんはいらっしゃいますか?」

大学生にもなった娘のことだから、

「君はいったいどこの馬の骨かね?」などととやかく責められることはないが、

人とちょっと会う約束をするだけで、10年分の緊張をした気分である。

 

今やスマホを使えば、あらゆる方法で瞬時に個人と接点を持てる時代になった。

あの頃こんな素敵なものがあったらなぁ、とうらやましく思う反面、

緊張に身を震わせたり、どうしようかと迷ったり、待ち遠しく思ったりする

適度な「間(ま)」が失われてしまったようにも感じる。

 

これからも旅先の地から、未来のわが家への「便り」を送ろうと思う。

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