荻と萩
富山本部校高校部
授業でいざ説明を始めようかという段になって、
あれっ、これってどっちがどっちだったかな、と迷ってしまう事項は多々ある。
例えば「暫(ざん)」と「漸(ぜん)」。
もちろん「暫」は「暫(しばら)く」、「漸」は「「漸(ようや)く」だが、
それが時折不意にわからなくなる。
最近授業中に不意に「あれっ」と一瞬迷ったのが、
「荻(おぎ)」と「萩(はぎ)」である。どちらも秋の草だが、
「荻(おぎ)」はススキによく似た(私も未だ区別がつかない)草だが、
「萩(はぎ)」はちゃんと紅紫色の花を咲かせる草。
同じ半殺しの餅でも
春のお彼岸に食べるのが「牡丹(ぼたん)」にちなんで「ぼたもち」、
秋のお彼岸に食べるのが、「萩(はぎ)」にちなんで「おはぎ」と呼ぶ、
だなんて、調子こいて、そんな少し横道に外れたことまで話していたわりには、
当初は、何を隠そう、荻と萩、どっちがどっち?と、いっとき迷っていたわけである
言葉の知識がなかなか定着しないと困った顔をしている生徒を、
気安く笑うことはできない「私」が未だ所々にいるのが、
目下(もっか)の悩みである。
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