読書について②
富山本部校(個別指導部)
前回、「読書について」を書きました。読書をすることの大切さを感じていただきたいと考えています。
では、どんな本を読んだらいいのでしょうか。高校生や浪人生にもよく聞かれた質問です。
そこで、今回はぜひ読んで欲しいお勧めの本を紹介することにします。
小学生の皆さんには…
まんが『日本の歴史』、『世界の歴史』をまず読んでほしいです。社会の授業で日本史・世界史を習っていきますが、知っていると随分、歴史を学びやすくなると思います。
他には、『ギリシャ神話物語』なども読んでほしいです。
あとは、『21世紀少年少女文学全集』シリーズです。中学生までには読んで欲しいです。中学生になってからでも構いません。高校生から古典の授業が始まりますが、有名作品を知っていると知っていないでは文章の理解が大きく変わります。そして、日本の文化について理解を深めて欲しいです。
高校生の皆さんには、純文学をお勧めします。夏目漱石、森鴎外など、明治になり、開国した時代を生きた人々の近代自我の目覚めと苦悩を理解してほしいです。日本が開国して近代化を行ったことで生まれた弊害が、現代評論のテーマとなっています。これを理解できれば、共通テスト第一問の評論が随分読みやすくなるはずです。機会があれば、ブログで紹介したいと思います。
夏目漱石:『こころ』『行人』
森鷗外:『舞姫』『雁』
島崎藤村:『破戒』『新生』
田山花袋:『蒲団』
谷崎潤一郎:『春琴抄』『痴人の愛』
プロレタリア文学:葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』
:佐多稲子『キャラメル工場から』
この他、私の個人的な趣味ですが、浅田次郎氏の書籍をどんどん読んでいただければと思います。
面白おかしくお腹を抱えて笑え、考え込まされるようなエッセー『勇気凛凜ルリの色』シリーズや、どうだ!泣けるだろう!笑えるだろう!と著者が思って書いていそうな『プリズンホテル』『王妃の舘』、そして、ライフワークにされている中国の時代小説、中でも『蒼穹の昴』。『日輪の遺産』などなど枚挙に暇がありません。
お時間があれば是非読んでみてください。
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