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育英センター 田中の教育ブログ「令和7年度 富山県立高校入試を振り返る その3」

滑川校

令和7年度の富山県立高校入試を振り返るコラム、第3弾です。

 

~県立入試 5教科平均点 過去最低~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月20日発売、月刊北國アクタスです。ラブライブの表紙が素敵ですね。

富山県の令和7年度県立入試を振り返っての記事が詳しく出ています。

よろしければぜひ、書店等でお買い求めください。

※育英センター講師陣が記事に協力させて頂いております。

 

さて、令和7年度の富山県の県立高校入試ですが、タイトルにある通り問題が難化し、5教科合計の平均点が過去最低を更新しました。

 

なかでも一番平均点が低かった数学、100点満点換算で37.6点となりました。(40点満点では15点程度となります。)

 

数学の入試の平均点が下がる時は、難易度が高い設問、または問題文の読解に時間がかかるような設問などが、大問2や3など最初のほうに来て、時間配分を狂わされたというケースが多いですね。

 

過去あまりの平均点の低さに、ニュースで取り上げられたのが2012年の長野県の県立入試の数学です。

 

その平均点は、100点満点中、なんと30点

 

2012長野県の県立高校入試の数学の問題ですが、大問1の小問集合の次、大問2の問1が上記の問題でした。

数学に自信のある読者のみなさん、よろしければ挑戦してみてくださいね。

 

今年の富山県立高校の数学では、大問1小問集合の作図(単に垂線をおろす問題だが設定にクセあり)、答えに分数の出る大問2の(3)、そして大問3の箱ひげ図の問題など、序盤で時間配分に失敗した受験生が多かったようです。

※特に上記の問題、(3)に時間を使いすぎた、と後悔した受験生が多くいたようです。

 

 

さて、ある教科の平均点が非常に低くなった時、実はその教科が苦手な子が有利になるケースもあります。

 

突き抜けた進学校以外では、その教科で点差があまりつかなくなるからです。

 

そもそも、正答率が10%を切るような設問が複数出題され、それらをすべて解ききってしまうような子は、最初から合格が約束されていたような子ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の富山県立高校入試においても、数学ではあまり点差のつかない高校が多く出たのでは、と推測します。

 

入試で落ちやすくなるのは、難易度が非常に高い問題が解けなかった、というときではなく、周りがみんな正解しているのに自分だけ解けなかった、というときです。ケアレスミスがどれだけ危険かが分かりますね。

 

そして、今年の富山県立高校入試では、国語が苦手な生徒が苦戦したのではないかと推測できます。

 

今年の国語の平均点は100点満点換算で68.2点、ほぼ7割でした。

 

全ての県立高校受験者の国語の平均点が7割近くあったということは・・・

 

 

富山中部高校などトップクラスの高校では、国語の合格者平均点が8割を超えているであろうことが推測できますね。

 

受験生の皆さん、この夏、得意な教科をさらに伸ばすことも大切ですが、苦手な教科を克服することも大切です。

 

特に英語や国語などの語学系は入試の直前では伸びにくい教科です。

 

ぜひ育英センターの夏期講習でお待ちしております。

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