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道との遭遇

富山本部校高校部

「道との遭遇」というテレビ番組がある。

名古屋の放送局制作の深夜番組である。

道マニアの一般人が、廃道など自分の趣向に沿った「道」を巡る番組。

おもしろいのは、「道」には疎いが「道」にちょっと興味がある感じの

やはり一般人を一人連れて歩き回っていることである。

タレントならぬ素人が、同じ素人を連れ歩く番組。

なかなか斬新な番組である。

(ワイプで、芸人のミキの二人が何やかやと突っ込みを入れてはいますが)

 

「道」と言えば、先日授業で、「子供道」をテーマにした井上靖の随筆を扱った。

大人にはそのよさがわからないが、子供たちだけが好んで通りたがる道の話。

子供時代の私にもそんな道が確かにあった。

電車の廃線跡のサイクリングロード。

休みの日なんかは、そこを「僕ら」は日がな一日自転車で走り回っていた。

短いトンネルを抜ける時も、半ば走る電車の気分になって…。

 

かの番組の道マニアは、皆トンネルのことを「隧道(ずいどう)」と呼ぶ。

確かに、使い古された、あるいはもはや使われていないトンネルは、

如何にも「隧道」と呼ぶにふさわしい雰囲気を醸し出している。

 

極めてマニアックな趣味人たちではあるが、

彼ら道マニアに、私はつい共感を覚えてしまうのである。

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