ローマ字が変わるらしい
魚津本部校
先日のニュースなのですが、文化庁の審議会において、約70年ぶりにローマ字表記をこれまでの「訓令式」からより英語の表記に近い「ヘボン式」をベースとした表記に改めるという方針が固まったようです。
変更の具体例を挙げると、「し」はこれまでの「si」から「shi」に、「ち」は「ti」から「chi」にそれぞれ変更となります。
文字体系がアルファベットの言語話者にとっては訓令式の「si」は「スィ」、「ti」は「ティ」に近い音で脳内再生されると思いますので、漢字、ひらがな、かたかなといった日本語固有の文字になじみの薄い訪日外国人にとっては、より実際の日本語の音に近く脳内再生されるヘボン式への変更は恩恵がありそうです。
恐らく小学校で教えるローマ字もヘボン式ベースのものに切り替わっていくのでしょうが、英語講師としてはこの変更によって英語教育にどんな影響があるのか大変興味深いです。
ローマ字はアルファベットに親しむと言う意味では英語教育にメリットがあると思いますが、英語が苦手な中高生たちによくみられるミスとして、ローマ字の表記法や発音ルールをそのまま英単語に当てはめようとしてしまうということがあります。
その点に関して言えばヘボン式が英語学習にもたらす悪影響はこれまでの訓令式よりも少ないかもしれません。
ヘボン式への変更が訪日外国人にとってだけでなく、今後英語を学習していくことになる小学生たちにとってもポジティヴなものになることを願います。
魚津本部校高校部 英語担当 O
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