富山育英センター

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英文解釈とはなんぞや

富山本部校高校部

2025年実施の京都大学の第1問、下線部(a)の解答例です。

 

「どんな言語においても何かを語ることは可能ではあるが、各言語の文法によって、その言語の話者はたとえ無意識であるとしても、現実の中にある「特定の部分」を目立たせ、そしてほかの部分を目立たせないことを要求されているのである。」

 

これに近い日本語を作ることができる人はまあまあいると思いますが、自分の書き上げた日本語がどういう意味なのか説明できますか。

 

下線部の直前には、”Languages differ~”で始まる、「言語は伝えねばならぬことにおいて本質的に異なり、伝えるであろうことにおいて異なるのではない」と訳せる文があり、この文の言い換えとして下線部(a)につながっていきます。

 

この”Languages differ~”の文も、意味が分かるように訳せますか。筆者はこの文章でどういうことを伝えようとしているのか、ほかの人に説明できますか。

 

ただ単語を機械的に置き換えていくだけなら、人である意味がなくない?とツッコまれますよ。

それは「解釈」ではなく「変換」です。

 

英語の長文は、短文がランダムに並んでいるわけではありません。流れというものがあります。

 

「英語力」は、最終的に「国語力」と等しくなっていきますよ。

頭は首の上についているうちに使いましょうね。

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