城が観光地などではなく要塞であると再認識した話
富山本部校小学部
かの滝廉太郎が「荒城の月」のモチーフとしたことでも知られる我らが富山城は,遺構としては残念ながら石垣と堀の一部を残すのみであり,特に重文などの指定を受けるでもなく,鉄筋コンクリート製の模擬天守があるばかりである。形式としてもいわゆる平城のため,現在は公園として整備され夜な夜な青や青紫の怪しげなライトアップが成されている。歴史的価値の観点から見るに寂しい限りではあるが,焼失してしまったものは仕方ない。
なので,「現存天守」という甘美な響きに誘われ,彦根城に行ってまいりました。
流石「平山城」。その形式に恥じず,彦根城チャレンジは正に登山。

段差は少なく,なだらかな坂に見えるコレが本当にエグい。
なだらかなのは見た目だけ。登り始めたが最後,斜め下方向の強烈な重力がその身を襲います。中腹辺りで子どもがひとりひっくり返って泣いていましたが,まぁ無理からぬことでしょう。登るにつれて増すその違和感に,日々登城していた武士たちの苦労をひしひしと感じました。

この登れそうで登れない絶妙な石垣もいやらしい。
天守が近そうに見えるのだが,とにかく曲がり角が多く造られているので,まだか,まだか,と気ばかり焦る。

天守は3階建て。この中には更に,急な階段が待ち受ける。
姫路城の半分とはいえ,普通に妊娠中の方や推定年長~小2くらいの子供が行き来している様が若干危うかったですが,そんな彼らでもギリ登れる設計は絶妙だなとも感じました。
※なお,姫路城登山(=刑部姫詣で)の際は私より遥かにガタイのいい兄さんが4階辺りでぶっ倒れており,体力管理と水分補給の重要性,あと人間なんやかんや最終的には気合と根性なんだなぁと感じたものです。
令和の世に「観光地」としてその遺構を利用されるばかりの城々も,元はといえばその地域の防衛拠点。「簡単には攻略させまい」という気概を感じられて愛好家としては大満足でした。
※正直,●こにゃんが虚無顔で棒立ちしてたのが一番おもろかった。
※撮影会(!)の司会のお姉さんが「ひ●にゃんは皆さんの思う以上にもちもちしてますのでもっと道開けてくださ~い」と叫んでいたのが印象深い。みんな笑ってた。私も笑った。
※お姉さんの言う通り,もちもちだった。クッソ可愛かった(IQ3)。
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