春先の奥能登にて
富山本部校高校部
先日、久しぶりに七尾から先の奥能登に少しだけ足を踏み入れてみた。
能登半島地震以来、初めてのことである。
海岸線をひたすら北上したわけだが、
以前は足元が海中に沈んでいた「ボラ待ちやぐら」が土地の隆起のため、
岩礁に乗り上げていたり、以前何度か宿泊した宿が未だ営業休止のままだったりと、
傷跡は今でもあちらこちらに、であった。
能登町に向かう道には、路肩工事のための交互通行信号がいくつも。
まだまだ真の復興には程遠いなあと思い、
農村の脇にポツンと立つマルガージェラート本店で休憩して後、来た道を引き返した。
穴水町の幹線沿いにある食堂で少し遅い昼食をとった。
元々はうどん屋だが、「カキ料理」(きっと能登牡蠣)ののぼりが立っていた。
カウンターに座り、私はカキフライ定食、細君はカキ釜飯を注文した。
固形燃料で炊かれる釜飯の様子を、向かいに立つ店のおばちゃんがこまめに見て、
「汁が出てきたらもうしばらく」とか「もう大丈夫」とか、気遣ってくれた。
調理担当のおっちゃんと前に立つおばちゃんの他、2人のおばちゃんが、
常連客と四方山話をしながらも、溌剌と働いていた。
この店の50mほど手前では、崩れた家屋が地に残されたままの光景も目にした。
ありがとうございました!という元気な声を背にして店を出ると、
春めいた風が頬をなでた。
たくましきかな、能登の里人、である。

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