古代の甘味料
富山本部校高校部
砂糖がまだなかった時代、古代ローマの時代にも甘味料があったらしいです。
濃度により「カロエヌム」「デーフルトゥム」や「サパ」という種類があったらしいです。
辞書で調べてみましょう。
caroenum, -i (n.) [Gk] (1/3に煮詰めた)甘ブドウ酒
defrutum, -i (n.) (煮詰めた)ブドウ液
sapa, -ae (f.) (1/2または1/3に煮詰めた)ぶどう酒
非常に淡白な記述ですね。
これらは、ブドウ果汁を鍋でじっくりコトコト煮詰めて濃縮しシロップ状にしたものです。
煮詰めることにより、糖度が凝縮されて甘くシロップのようなものになるとのこと。
プリニウスさんによると、「鉛の鍋で腐敗したワインかブドウ汁を煮詰めるとめっちゃおいしいサパが得られる」とのことです。
「鉛」と、鍋の材質まで指定されています。
※ラテン語で鉛は「plumbum」と言いますが、元素記号のpbはここに由来することは自明ですね。
配管工を意味する英単語「plumber」も、鉛でできた水道管に由来します。あ、キノコ食べて大きくなるヒゲオヤジの職業は配管工ですよ。知ってましたか。
、、、話がずれました。
さて、鉛の鍋でブドウ汁を煮込むと、旧称「鉛糖」、つまり「酢酸鉛(II)」という鉛化合物の一種が得られます。
蜂蜜のような甘みと殺菌作用を持つ無色の結晶で、当時としては革命的な物質だったことでしょう。
これって最高やん!と、古代ローマの人たちはいろんなものにブチ込んでその甘味を楽しみます。
食事やワインにガバガバ入れて、「うん、美味しい!」と思っていました。
そんなわけでみんな鉛中毒となってローマ帝国は滅亡に向かったとか、、、と思いがちですが
「古代ローマの人骨に含まれる鉛の量は、近代人と比べてむしろ少なかった」という話もあるみたいなのでこれはもうわかりませんね。
別々のタイミングで習った化学の酢酸鉛(II)と世界史の古代ローマが記号接地すると、そのことについて忘れづらくなりますな?
科目を横断した知識があると、さらに英文を読む際にも役立つこともままあるのでいろんな知識を仕入れておくのをオススメします。

富山本部校高校部 校舎ブログブログ新着
-
富山本部校高校部
子どもらと虫ざわめく頃
-
富山本部校高校部
古代の甘味料
-
富山本部校高校部
晩御飯あみだくじ